#どこ行くアメリカ The Choice 2020

11月7日 放送

バイデン氏、勝利を確信した演説

結果が決まらないまま、開票開始から3日以上が経過したアメリカの大統領選挙。

「バイデン氏を乗せた車両が会場に向かっていきます。これから全米に向けて演説を行います」(記者)

日本時間の7日昼すぎ、演説を行った民主党のバイデン候補は、より明確な表現で勝利への確信を語りました。

「過半数を確実に取って我々は勝つ。すでに7400万票以上を取りました。7400万です」(民主党 バイデン候補)

民主党のバイデン候補が接戦のペンシルベニア州とジョージア州で当初リードしていたトランプ大統領をわずかな差で追い抜き、さらに当選に近づいたのです。バイデン氏は演説で、大統領への就任を前提に、副大統領候補のカマラ・ハリス氏や専門家とともに新型コロナの対策会議を開いたことも明らかにしました。

「我々のコロナ対策計画を就任初日に実行します」(民主党 バイデン候補)

アメリカメディアは、「勝利を見越してシークレットサービスがバイデン氏の警備を増員した」と報道。さらに、アメリカ連邦航空局は、デラウェア州にあるバイデン氏の自宅や陣営の上空を一時的に飛行禁止区域に指定したとも伝えています。

バイデン氏を取り巻く環境が変わり始める中、対するこの人は…

「バイデン氏は不当に大統領の職を主張すべきではない。訴訟手続きはまだ始まったばかりだ」(トランプ大統領)

こうツイートし、改めて法廷闘争に持ち込む考えを示しました。

今回の選挙に「違法な票」があると繰り返し主張するトランプ氏。ただ、不正に関する証拠については一切示さないままで、5日の会見を生中継していたアメリカの三大ネットワークは、「根拠のない誤った発言は放送できない」などとして、途中で放送を打ち切りました。

「選挙を盗むな」(トランプ氏支持者)

「“お前はクビだ”」(バイデン氏支持者)

支持者の応援にも力が入り、一部はエスカレートしています。東部ペンシルベニア州では、開票所近くで5日夜、男2人が許可なく銃を所持した疑いで逮捕されました。現地メディアは、2人は開票所の襲撃を計画した可能性があり、乗っていた車には、過激な陰謀論を信奉し、トランプ氏を熱狂的に支持する「Qアノン」のステッカーがはられていたと伝えています。

よりよい未来を選択したはずの選挙で、皮肉にもアメリカの分断がいっそう先鋭化しているようです。