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7月16日
専門家が銀座の高級クラブに、「夜の街」での感染防ぐには

東京都では16日、感染者の過去最多を更新しました。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、「夜の街」では専門家が感染防止のための調査に乗り出しています。

「感染拡大警報と発すべき状況」(東京都・小池百合子知事[15日])

「感染が拡大している」として、最高の警戒レベル「4」に表現が引き上げられた東京都。不安の声は、“夜の街”でも高まっています。

先月、2か月半ぶりに営業を再開させたばかりの銀座の高級クラブ「Nanae」。通常営業とはいかず、接客はアクリル板を挟んで。月に1億円ほどあった売り上げは、半分程度になったといいます。

「ここ1週間くらい、気にされているお客さまが多い。またお客さんが減っているので心配です」(〔YouTuber〕菜々江オーナーママ)

安心して店に来て貰うにはどうすればいいのか。この日、店を訪れたのは“客”ではなく、大学教授らの研究チームでした。順天堂大学大学院の谷川武教授らは、公衆衛生学の観点から“夜の街”の現地調査を行っています。まずは店内の感染防止対策をチェック。

「体温とチェックシートで海外に行ってないかどうか」
「すごいですね」

消毒などはきちんと行われていますが、やはり気になるのは“密”だといいます。

「クーラーかかって涼しいですけど、気流が一体どの方向に動いているのか」(谷川武教授)

クラブやキャバクラなど「夜の街」の店舗の多くは、窓がないなど、空気の入れ替えが容易ではなく、谷川教授は「“換気”が感染防止の重要なポイントになる」と考えています。

「エアロゾル感染というのがやっかいでして、これは結局、小さな飛まつの中のさらに小さなものがふわふわ漂う感じなんですよね。ふわふわとこのへんずっと漂っているわけですから、アクリル板も役に立たない」(谷川武教授)

谷川教授が対策に使えるのではと考えているのが、有機溶剤など毒性がある物質を扱う工場で使われている換気装置です。

「一方では空気の圧をかけ、一方では引く。それがプッシュとプルですけども、(空気の流れを人工的におこす)そういう環境の中だったら、比較的ウイルスの長時間ばく露を避けられるのではないか」(谷川武教授)

「どれがどのくらい効いているのか、実際に数字で検証していただけるとありがたいな」(菜々江オーナーママ)

工場向けの設備はそのまま店で使えないなど課題は多くありますが、谷川教授らのチームは今後、銀座の店舗などに協力を求め実証実験を進め、感染のメカニズムや“夜の街”の感染防止対策について、提言をまとめたいとしています。


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