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6月10日
コロナ1例目 治療の病院、次の波を抑えるために

「まさかうちが一例目になるとは」。今年1月に国内一例目となる新型コロナウイルスの患者を受け入れた病院の院長が、緊迫した当時の状況を語りました。

「20分後に結果を判定します」

神奈川県の相模原協同病院。この病院では、今月から市民を対象に新型コロナウイルスの抗体検査を始めました。検査を始めた背景には、コロナとの長い闘いがあります。

「武漢に里帰りして日本に戻ってきたが、体調が悪い」

今年1月、病院に電話をかけてきたのは、中国・武漢に渡航歴がある中国籍の男性(30代)でした。後に国内初の新型コロナ感染者と確認されます。

「まさかうちが第一例目になるとは思わなかったのが事実。どのような感染症か分からないが、感染症指定病院ですので、できるだけのことはやろうと」(相模原協同病院 井関治和 院長)

電話があった日のうちに男性は入院。感染の疑いがある患者に対応するため、各病棟からベテランの看護師が集められたといいます。

「医療従事者みんなが精神的なストレスを感じながら、毎日対応していたのを覚えています」(相模原協同病院 井関治和 院長)

Q.現場から怖いという声はあったか

「相当ありました」(相模原協同病院 井関治和 院長)

当時は、いまのようなPCR検査の体制はなく、陽性の結果が出たのは入院から5日後でした。

「当院が“最後の砦”であるという自覚。当院が受け入れを拒否したら、どこも行くところがない」(相模原協同病院 井関治和 院長)

病院は、その後もクルーズ船の患者や相模原市内で相次いだ患者を次々と受け入れ、これまでにおよそ40人を治療してきました。

「この病気は、まだ治療法がはっきりしていないというなかで、コロナが消滅することはなかなか考えにくいので、コロナと共に日常生活に戻っていかないといけない」(相模原協同病院 井関治和 院長)

コロナと共存しながら生活を続けていくために、病院では今月から市民を対象に抗体検査を始めました。市内の感染状況を調べることで隠れたクラスターを見つけ出し、次の感染の波を抑えるのが狙いです。市民をコロナから守るため、病院の闘いは続いています。


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