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6月7日
避難場所と避難所の適・不適

今週も新型コロナウイルスと災害について考えます。本格的な梅雨のシーズンを迎えていますが、皆さんは、自分の町にある「避難場所」や「避難所」が、水害や土砂災害の避難先として本当にふさわしいかどうかご存じでしょうか。

「こちらの小学校の看板には、ひなん場所・ひなん所と書かれています。これ、そもそも違うものなんでしょうか」(赤荻歩キャスター)

Q.避難所と避難場所は同じですか?違いますか?

「分からない」(娘)

「分からない」(母親)

「どっちも一緒では?」(女性)

「避難所は建物ですかね」(母親)

「避難場所は災害が起きてすぐ逃げる場所みたいな・・・」(息子)

法律によれば、避難場所は「災害が発生したか、発生のおそれがある場合に、その危険から逃れるための場所」で、避難所は「避難した住民や自宅に戻れなくなった住民を一時、滞在させるための施設」と位置付けられています。

「指定避難所で指定緊急避難場所でもある。兼ねているところも多い」(静岡大学防災総合センター・牛山素行教授)

「この中学校も避難場所兼避難所となっています。ただ、実は水害の避難場所には指定されていないんですね。というのも、この校舎が川のすぐそばに建てられているからなんです」(赤荻歩キャスター)

「一方、こちらの学校の看板には波の模様が描かれたマークがあります。このマークは、この学校が水害の避難に適した場所であることを示しています」(赤荻歩キャスター)

避難場所が水害に対応しているかどうか、東京都日野市の場合、マークの有無がそれを知る手がかりとなります。

「特に指定緊急避難場所については、例えば土地が低い場所にあるので、大雨の災害の時には使わない。けれども、地震災害の時には使うかもしれない。そのような(避難)場所も少なくない」(牛山素行教授)

「洪水」の文字の下に「×」のマーク。さいたま市は、避難場所が水害や土砂災害に適しているかどうかを「○」と「×」で示しています。ひとくちに「避難場所」と言っても、災害の種類によっては、緊急に逃げ込む場所として相応しくない可能性があるのです。

「それぞれの避難所・避難場所がどういう災害の時に使うことになっているか、よく確認しておいた方が良い」(牛山素行教授)

一方、新型コロナウイルスの感染リスクがある状況で、避難場所や避難所「以外」に避難先を確保しておくことは、いわゆる“3密”を避ける観点からも重要です。

「そもそも自分は避難した方が良い場所にいるのだろうか。避難した方が良いのであれば、避難場所に行くこと以外に何か手だてはないだろうかと。避難所・避難場所に行かなくても良い暮らし方や準備をしておくということも防災対策の一つになる」(牛山素行教授)

自宅が安全な場所にある場合、そのまま留まる「在宅避難」や、親戚・友人の家、ホテルなどへの「分散避難」を検討し、今のうちに避難の選択肢を複数用意しておくことが理想的です。

新型コロナウイルスの感染リスクはありますが、それでも災害の危険が差し迫った場合には、避難場所に避難することも含めて最善の行動を取ってください。


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