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6月3日
【現場から、新型コロナ危機】韓国 コロナ感染対策に商機

新型コロナウイルスによる経済への影響が広がるなか、韓国は、「K防疫」と名付けた感染対策を旗印に、新たなビジネスチャンスを探り始めています。世界の注目を集める、ある商品を開発した企業を取材しました。

「我々は防疫で世界を先導する国になり、“K防疫”は世界の標準となった」(文在寅 大統領)

就任3周年の演説で、こう胸を張った文在寅(ムン・ジェイン)大統領。韓国の感染対策を「K防疫」と称して、政府をあげて、関連商品の輸出を支援しています。その一つが、PCR検査の際に患者との接触なしで検体を採取する「ウォークスルー型」の検査ブースです。

「ウォークスルー型の検査ブースの製造工場です。国内や海外への出荷を待つブースが、ずらりと並んでいます」(記者)

ソウル市内に工場を構える従業員50人の中小企業。この検査ブースを世界に先駆けて開発した企業の一つで、今、海外からの発注が相次いでいるといいます。

「7か国に約50台を輸出しました。ロシアや南米などに300台以上輸出する予定です」(製造会社「コリョキヨン」CEO イ・ウォンテ氏)

新型コロナウイルスの影響で、従来の商品の売り上げはゼロになったものの、「ウォークスルー型」検査ブースが当たり、4月の売り上げは去年の倍に。この日、新型の検査ブースを出荷しました。

「検体の採取が終わったあとに、ブースの中に備え付けられているボタンを押すと・・・。自動で消毒が始まります。かかる時間はわずか1分です」(記者)

さらに、夏に向け、冷房も搭載。屋外に設置されることが多い検査ブースで、検体採取にあたる医療スタッフの健康に配慮した機能です。

韓国政府は、性能の優れた検査ブースに「Kウォークスルー」との認証を与えてブランド化し、輸出を後押ししています。この企業は、これまでに東京の病院など日本にも3台を納品していて、今後さらに30台を出荷する予定ですが、関係が悪化している日本への輸出には、難しい面もあるといいます。

「国家ブランドは輸出の際に役立ちます。ただ、日本に輸出する際には拒否感を持たれる可能性があるので、『Kウォークスルー認証』は外します。(日韓関係が)影響することはあってはいけません。安全と健康は何物にも代えがたいので」(製造会社「コリョキヨン」CEO イ・ウォンテ氏)


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