新型コロナウイルス情報 #TBS生活防災

#TBS生活防災note ※「関連リンク」は外部サイトに移動
6月2日
医療物資 急げ国産化、迫る「第2波」

新型コロナ感染の第2波への懸念が高まる中、解消されないのが医療物資の不足です。海外に頼らず国内生産を少しでも増やそうとモノづくりの現場が動き始めました。

川崎市にあるクリニック。発熱外来も設け対応する中、現場の医師を悩ませるのは「医療品の不足」です。

「特殊な(N95)マスクに関しては、在庫がなかなか今、発注をかけても来ない」(多摩ファミリークリニック 大橋博樹院長)

特にN95マスクや医療用ガウンなどは不足が続いているといいます。

「第2波が万が一やってきたときには、かなり在庫は厳しくなるといった状況」(多摩ファミリークリニック 大橋博樹院長)

実は、日本はマスクだけでなく人工呼吸器ではおよそ90%、医療用ガウンではほぼ100%と、様々な医療品を中国などの海外生産に依存しています。そこで動き出したのがモノづくりの現場。

群馬にある縫製工場。次々と縫われていくのは医療用ガウンです。

「(生地を)切るだけでも今回は苦労した」(有限会社大友 大野光範代表取締役)

普段は企業のユニフォームなどをつくっていますが、4月に依頼を受けガウンの生産を開始。5月には1万枚以上を納品しました。

「東京に近いところで、クイックで、納品ができるのを売りにしている。有事の際とかいろんな緊急事態でも、対応していける体制は常に考えている」(有限会社大友 大野光範代表取締役)

急遽生産を始められた裏にはある存在が・・・

「材料支給から最後の医療用ガウンの提供まで、一貫してサプライチェーンを構築した」(リンカーズ 前田佳宏社長)

全国の中小企業の技術データベースを持つこちらの会社。その強みを生かして、すぐにガウンを製造できそうなおよそ30社に依頼し、月に100万枚規模のガウンを供給できるようにしたのです。

「新たなパンデミックが1年後2年後、あるいは数年後に起こる可能性もある」(リンカーズ 前田佳宏社長)

医療品については経産省も「国際情勢に左右されない国内での安定供給の仕組みを構築すべき」としています。国産化の動きは他にも・・・

アイリスオーヤマは宮城県のマスク工場を国の補助金を活用し30億円をかけて整備。最大、月に1億5000万枚製造できるようになります。

「中国を無視したモノづくりはできないと考えているが、中国の依存度を徐々に低めていく」(アイリスオーヤマ 大山晃弘社長)

「第2波」への警戒が強まる中、国産化の重要性はさらに増しています。


Copyright© Tokyo Broadcasting System Television, Inc./ Japan News Network