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6月1日
【現場から、新型コロナ危機】ホームレスの厳しい実態、週末「夜回り」に密着

国の一律10万円給付が始まっていますが、その支援が届かない可能性がある人がいます。札幌でホームレスを支援するボランティア団体に同行取材しました。

土曜日の夜、JR札幌駅前にボランティア団体「北海道の労働と福祉を考える会」のメンバーが集まりました。この日行われるのは、「夜回り」という活動。ホームレスにパンや飲み物を配り歩きます。

「マスクいる?」(支援団体)

「マスクいる」(男性)

「マスク、きょうは5枚」(支援団体)

「いいんですか?すみません」(男性)

マスクを受け取った60代の男性は、30年以上、ホームレスを続けています。感染予防に欠かせないマスクもボランティアの支給が頼りです。

「皆、マスクをしていなかったり、していても汚れていたり。落ちているマスクを拾って洗って使っている人もいた」(支援団体 近藤良明さん)

札幌市は、一律10万円の特別定額給付金の申請書の発送を始めましたが・・・

「(給付金は)もらえないと思うよ。だって俺、部屋ないし・・・」(男性)

国は自立支援センターなどを住所として登録できるよう自治体に通知しましたが、ホームレスの人たちにはそうした情報はあまり知られていません。

「シェルター(一時保護施設)の住所を届け出れば、給付するとなっている。具体的に使ってみたらいいよ」(支援団体)

「うん、いってみる」(男性)

「支援団体の活動範囲は、札幌の中心部から離れた河川敷や公園まで広がっています」(記者)

「1人でも多くのホームレスを救いたい」。そう思う一方で、「夜回り」の参加人数は感染拡大を防ぐため減らしています。活動は縮小を余儀なくされているのが現状です。

「ふだん見かけない若い人(ホームレス)を見かける。新型コロナの影響だと思う」(支援団体 近藤紘世さん)

「仕事がなくなった人がたくさんいると思う。そういう人たちに支援をつなげられれば」(支援団体 近藤良明さん)

この日確認されたホームレスは28人。ボランティア団体は「休業要請などの影響で、今後、ホームレスが増えるおそれがある」と話しています。


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