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5月29日
安全か経済か、観光の島「伊豆大島」の苦悩

島民の安全か、経済の安定か。観光の島「伊豆大島」が観光客の受け入れに揺れています。

都心からおよそ100キロ。春の観光シーズンを迎えた伊豆大島ですが、島はひっそりと静まりかえっています。緊急事態宣言が出て以降、来島自粛を呼びかけている大島町。観光客は、ほぼゼロになりました。

こちらの飲食店は店内での営業を取りやめ、弁当の販売に切り替えましたが・・・。

「とってもテイクアウトだけじゃ、今までのような(経営が)できない」(「雑魚や紀洋丸」店主)

島の中心部にある老舗ホテルは、売り上げが去年の10%以下に落ち込みました。

「おそらく史上最悪、開業以来最悪の状態だと思います。お金が島に回るように、観光の役目が非常に大きかった」(「ホテル白岩」白井岩仁社長)

島民およそ7400人に対し、年間の観光客は通常、およそ24万人。島の経済は観光に大きく依存していますが、住民からは今も観光客の受け入れ再開に慎重な声が聞かれます。

「大島に出入りしたらたぶん、大島でも感染者が出ると思います。今のところ出てないからいいですけどね」(住民)

大島町で入院できる診療所は1つだけです。もし、島で新型コロナの感染が確認されれば、即、医療崩壊につながるとの懸念があるのです。

「来島者が増えることで、コロナ感染のリスクが高くなる。一方で、このまま来島自粛が続けば島の経済活動が立ち行かなくなるジレンマに陥っている」(大島町・三辻利弘町長)

大島町は29日、「来島の自粛要請解除を検討している」と発表しましたが、島の苦悩は続きます。


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