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5月21日
【現場から、新型コロナ危機】“自粛”で孤立深める少女たち

新型コロナウイルスによる“外出自粛”の影響で、孤立を深める少女たちが増えています。シリーズ「現場から、」。“自粛”の狭間で彼女たちの支援を続けるNPOの取り組みを追いました。

「両親離婚…。お母さんとは絶縁?アレルギーのものをわざと食べて、死のうとしちゃったりするんだ」

外出自粛で家に居る時間が増え、追い詰められているという少女からのSOS。電話やLINEを通じて全国の少女たちの相談に応じるNPOには、親からの虐待などの訴えが相次いでいます。

「家はしんどいし、居づらいし、母親と2人きりの空間がどうしようもなくて、ただ、児童相談所の面談がこういう状況で、控えないといけない状況で」(少女からの相談を受ける NPOのスタッフ)

厚労省によりますと、今年1月から3月にかけて全国の児童相談所が対応した児童虐待の件数は、前の年と比べて1割から2割ほど増加しました。NPO代表の橘ジュンさんは行き場をなくした少女たちが性犯罪に巻き込まれるリスクを懸念しています。

「ちょっと外に出るといっても、外に出る場所もないわけだから、相談する先も、いま休館になっていて、だからSNSで泊めてくれる人とか、自分を受け入れてくれる場所を、探してしまうこともあると思うんですよ」(BONDプロジェクト代表 橘ジュンさん)

NPOではネットパトロールを行い、悪質なアカウントを凍結する専門機関に通報していますが、若い女性たちを狙った書き込みは後を絶ちません。

「#ひととき融資はアウトだね。体の関係を持ったうえで、個人融資を受けることらしいです。最近、やっぱり増えているような気はしていて」(ネットパトロールを行うスタッフ)

この日、助けを求めてきたのは同居する交際相手からの暴力が原因で家を出たばかりだという20代の女性。

Q.所持金いま、いくらぐらい?

「1500円ぐらいです」(女性)

生活を立て直すため働き口を探していましたが、休業要請の影響でなかなか見つからず、所持金も底をつき始めたといいます。

「本当に死んじゃうんじゃないかという気持ちが、漠然と頭の中に突然襲ってくる感じで」(女性)

相談を寄せた少女たちのもとに積極的に出向き、各地の福祉機関につないできた橘さん。長引く“自粛”に焦りを感じています。

「会いたいって子は多いんですよ。会って、話を聞いてくださいって。でも、家から出たいけど出られない、そんな子に対して、出てきて会って話そう、なんてことはできないじゃないですか。地元の支援者にお願いしても、だって今、面談とかできないでしょと言われてしまう。受け皿を本当に強化してもらえたらと思います」(BONDプロジェクト代表 橘ジュンさん)

自粛の狭間でさまよう少女たち。彼女たちと社会をつなぐ、より大きな支援の輪が求められています。


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