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5月17日
【現場から、新型コロナ危機】学校と一緒に子どもの食を支援

長引く休校で、子どもたちの食を取り巻く環境も変化しています。新型コロナウイルスの影響で「子ども食堂」の多くが活動を休止する中、学校と連携して支援を続ける団体を取材しました。

熊本県山鹿市の子ども食堂です。今月、さまざまな食材を並べ、無料で配布しました。

「みそ汁に必要な大根とか、お母さんが食べるようにみかん。うれしい!」(子ども)

こども食堂の代表、豊田真紀さんです。4年ほど前、地域の子どもたちのために食堂を立ち上げ、月に2度、無料で食事を提供してきました。多いときには100人を超える子どもたちが集まるほど親しまれてきましたが、3月からは新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、食事の提供をやむなく休止し代わりに食材を配ることにしました。

「今まで(食堂には)来たことがなかったけれど、本当に食事代がかかって仕方がない。『お金が足りません。助けてください』という言葉が出てきた」(「山鹿こども食堂百華」豊田真紀代表)

長引く休校で仕事を辞めざるをえなくなった保護者などから、家計がひっ迫しているとの悲痛な叫びが届いたのです。

「もしかしたら半分しか食べていない子もいるかもしれない」(豊田真紀代表)

こうした思いに、山鹿市の教育委員会が動き出しました。食堂で配る食材を集めるため、市内の小中学校の教職員に家庭で余っている食品の提供を呼びかけたのです。

「職員のじいちゃんがイモを掘ったからと持ってきてくれた」

「食べたいけど食べられない子どもたちがいかに多いかということを改めて知ったので、今後も続けていかなければならない」(山鹿市教育委員会・堀田浩一郎教育長)

学校とともに地域を支える新たな取り組みに、支援の輪が広がっています。

「助かります。学校も休みなので、食費がかかる」(受け取った保護者)

「ありがたい。特に母子家庭なので、すごく助かる」(受け取った保護者)

「お菓子や食料があまり最近買えていないのでうれしい」(受け取った児童)

先生たちの協力を知って感謝の言葉も。

「新型コロナで忙しい時でも僕たちのことを考えてくれてうれしい」(受け取った児童)

「『何でもいいから助かります』と言われて、より一層必要性を感じた」(豊田真紀代表)

新型コロナウイルスで混乱する中、子ども食堂の果たす役割は高まっています。


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