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5月12日
【現場から、新型コロナ危機】“1日1万件”、韓国 最大級のPCR検査機関

徹底的なPCR検査の実施で感染者数を減らしてきた韓国。そのPCR検査の現場に、カメラが入りました。

ここは、20数万件のPCR検査を実施してきた韓国最大級の検査機関。防護服に着替えて中へと入りました。

「3重に包装された検体は、最初に、この部屋に入ってきます」(シージェン医療財団 イ・ソンファ医師)

最大の特徴は、自動化された検査システムです。

「これでプレートに検査試薬を注入しています。1つのプレートで96人分を同時に処理できます」(シージェン医療財団 イ・ソンファ医師)

スポイト状の装置が自動で、プレート上に96個ある“くぼみ”の一つ一つに試薬を注入。続いて8本の“スポイト”が同時に動き、検体から抽出したウイルス遺伝子96人分を振り分けていきます。これを検査機にかけると・・・

「3つの遺伝子項目で全て陽性だと感染している」(シージェン医療財団 イ・ソンファ医師)

96人分の検体を同時に解析できる装置が、この施設だけで55台。1日に1万件の検査が可能で、かかる人手は、わずか27人だといいます。

こうした自動化された検査システムの活用を推し進めてきた人がいます。

「速やかに検査を受けてこそ、本人だけでなく家族や同僚、社会や共同体の安全を守ることができる」(チョン・ウンギョン中央防疫対策本部長、10日)

新型コロナ対策の司令塔、チョン・ウンギョン中央防疫対策本部長(54)。当初は黒髪で、顔もふっくらとしていたのが、最近は白髪が増えて、やつれた印象に変わり、話題となりました。チョン本部長は感染症対策の専門家で、PCR検査の徹底的な実施などを進言し、ドライブスルー検査の導入などにも関与。献身的な働きぶりと着実な成果で韓国市民からの信頼が厚く、海外メディアも「韓国の“英雄”」と報じています。

専門家の目線から必要な対策を迅速に取り入れ、感染者の減少につなげた韓国。しかし、人々の外出が増えたことで、ソウル市内のクラブで再び集団感染が起き、感染の“第2波”への懸念が高まっています。

「最も恐ろしいのは油断だ」。韓国で良く聞くこの言葉は、日本にも無縁ではありません。


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