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5月7日
【現場から、新型コロナ危機】街の小さな映画館がSOS

街の小さな映画館「ミニシアター」が厳しい状況に追い込まれています。静岡県浜松市で、映画文化を発信し続けようと必死に戦う男性を追いました。

誰もいない映画館で、男性が「SOS」を訴える一枚の写真。ツイッターにアップされると、たちまち大きな反響を呼びました。厳しい状況を訴えたのが、浜松市の小さな映画館の館長です。

「うちだけじゃない。全国のミニシアターなど、映画を見るツールがなくなる可能性がある」(シネマイーラ 榎本雅之館長)

男性が経営するのは、スクリーンが1つだけのいわゆる単館系映画館です。上映する作品や流す回数、ポスターの貼り方もすべて自分たちで決めます。これが、ミニシアターの魅力です。

「こんなコロナの時に雨の中、ありがとうございます。休まず頑張るので、皆さん、また通ってください」(シネマイーラ 榎本雅之館長)

静岡県に緊急事態宣言が出される前の先月13日、客の数は普段の10分の1でした。人件費や家賃など月に250万円かかりますが、1日の売り上げは3万円ほどに減りました。今はフィルムではなく、デジタル式の映写機になり、スケジュールどおり、自動的に上映されます。たとえ、見る人がゼロでも映画は流れ続けます。

「僕は若い時、映写技師やっていた。映写室から、いつも映画館を見ていた。満員だとうれしい」(シネマイーラ 榎本雅之館長)

Q.きょうはどうですか?

「暗くて分からないかな。こんな時の、こんな天気で朝9時半に6人かな。うれしいですね」(シネマイーラ 榎本雅之館長)

「僕の好きな映画が見られるのが、ここだけ。ずっとやってもらいたい。浜松の(文化の)灯を消してもらいたくない」(客)

先月下旬からは、自治体の休業要請に応じて休館しました。苦境を乗り越えようとインターネット上で支援金を募っています。

「世界で今、起こっていることを映せる映画館はミニシアターしかない。絶対にやめちゃいけないという僕の覚悟」(シネマイーラ 榎本雅之館長)

私たちの心を豊かにしてくれる街の小さな映画館が生き残りをかけて、見えない敵と戦っています。


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