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4月21日
【現場から、新型コロナ危機】依頼殺到、消毒業者の現場は

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため最前線で仕事をしているのが、消毒業者です。シリーズ「現場から」。1日200件もの問い合わせが殺到しているという消毒業者の現場を取材しました。

ビルの前に集まったマスクを着けた人たち。この日、「感染者が出ないよう『予防的な消毒』をしたい」と依頼を受け、消毒に向かいます。消毒を請け負うこの業者には、感染者が働いていた企業などから1日に多いときで200件もの相談が寄せられているといいます。

「空間を先行して除菌するためのオゾンを発生させて、換気をした後に薬剤で机・椅子の消毒作業をします」(消毒作業員)

次亜塩素酸ナトリウム液を浸した布で…

「拭き掃除と違って、一方通行に拭き上げていきます」(消毒作業員)

ウイルスを拡散させないよう、一定の方向に拭き上げます。見落としがちな机の裏も…

「常日頃、触るであろうというところは重点的に消毒する」(消毒作業員)

オフィスの共用スペースやパソコンなど、人の手が触れる可能性がある場所は、手作業による“拭き上げ消毒”が必要だといいます。さらに…

「これは床の消毒で(薬剤を)散布しています。このあと掃除機で吸い上げて、きれいにします」(消毒作業員)

そして、“最も大切なこと”とされているのが…

「退出するときに足の裏にウイルスがついたまま出入りすると拡散するので、出入り口の所に消毒液を置き、足を洗うエリアを設置することで、靴底についたウイルスを外部に持ち出さないようにする」(消毒作業員)

徹底した靴裏対策。この業者は、あのクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の消毒を請け負った際も、そして、その後の毎日の消毒作業でも、作業員から1人も感染者を出していません。しかし、冷ややかな目が向けられることもあるといいます。

「僕らがこういう仕事をやっているといって、家族が出勤停止になった人もいる。『濃厚接触者だから、怖いから会社に来ないでくれ』と言われた。(Q.感染しているわけではないのに)ないです」(日本特殊清掃隊 惟村 徹 代表)

それでも、殺到する依頼をなるべく断らないようにしているという惟村代表。「消毒で取り除かれるのはウイルスだけではない」と強く感じていると言います。

「ただ目に見えないウイルスを除去しているだけではなく、気持ちの面だったり、心的なストレスも消毒していっている」(日本特殊清掃隊 惟村 徹 代表)

「使命感を持って、仕事を続けていきたい」。消毒業者の奮闘は続きます。


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