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4月20日
【現場から、新型コロナ危機】NY葬儀社に並ぶ遺体の列

シリーズ「新型コロナ危機」。1回目はアメリカ・ニューヨークの惨状です。現場では、1日に亡くなる人が今でも500人を超え、葬儀が追いつかない状況が続いています。

ニューヨークの中でも感染者と死者数が過酷を極めるクイーンズ地区の小さな葬儀会社です。

「お嬢さんも一緒?入って」

遺体を病院から引き取ってきてほしいと、遺族がひきもきらずやってきます。経営者のジョーさんによると、毎日15件の依頼があるといいます。

「直接、火葬か埋葬すること以外に私は何も提供できません。遺族は遺体と対面することもできません」(葬儀会社経営 ジョー・シニア・ニューフェルドさん)

普段、葬儀が執り行われる部屋には白い箱が並んでいます。

「これらは全部、あす火葬する予定の遺体です」(葬儀会社経営 ジョー・シニア・ニューフェルドさん)

Q.何体あるのですか?

「ここには40体です。下の階にもあります」(葬儀会社経営 ジョー・シニア・ニューフェルドさん)

新型コロナウイルスのため葬儀もできず、亡骸の多くはこの箱のまま火葬場に送られる予定です。

「遺族はひどく動揺しています。亡くなった方々をこのように扱いたくはありません。私は誰かが愛した人たちをもっと大切に扱いたいのです」(葬儀会社経営 ジョー・シニア・ニューフェルドさん)

減少傾向に入ったとはいえ、増え続ける犠牲者を弔う作業は追いついていません。

「こちらずらっと並んでいるのは、遺体を一時的に保管するための冷蔵用トラックです」(記者)

病院内の遺体安置施設の多くはキャパシティを超え、食品を運ぶトラックを改良して安置場所として使う動きが広がっています。身寄りのない人などの埋葬はおよそ5倍に膨らみ、火葬場は1か月近く順番待ちだといいます。

「病院は患者が減ってきているので、通常に戻っていくでしょうけど、葬儀の状況はこのまま続くでしょう。人々はまだ亡くなり続けていますから」(葬儀会社経営 ジョー・シニア・ニューフェルドさん)

これが今のニューヨークの姿です。


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