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4月8日
ドイツが医療崩壊しないワケ、現地医師「病院は臨戦態勢」

世界中で新型コロナウイルスが蔓延し、病院での治療態勢がひっ迫するなか、医療崩壊に至らず致死率が他の国に比べて低いのがドイツです。その背景には、何があるのでしょうか。

「(日本は)通常業務を減らせない状況で、新型コロナに感染した方々の受け入れも行っていかなければならない状況。かなり日本の医療現場は、すでに疲弊してしまっている状態ではないか」(ブランデンブルク心臓病センター 岡本真希 医師)

日本の医療現場について、こう警鐘をならすのはドイツ・ベルリン郊外の病院で働く岡本真希医師です。ドイツではこれまでに、10万人以上が新型コロナウイルスに感染。しかし、病院内に混雑や混乱はなく、病床や集中治療室に十分空きがあるため、重症化した患者にしっかりとしたケアができているといいます。もともと医療や検査態勢が充実しているとはいえ、イタリアやフランスからの重症患者を受け入れる余裕があり、致死率はわずか1.8%です。ドイツは、なぜ医療崩壊に至っていないのでしょうか。

岡本医師は、国内の多くの病院が3月中旬ごろから緊急性の無い治療や手術を極力減らし、新型コロナウイルスの患者を受け入れる準備を始めていたと指摘します。

「受け入れ態勢を整えて臨戦態勢で待っているような状況のところに、患者がいま徐々に入ってきている状況なので、おそらく医療崩壊が防げていると思います」(ブランデンブルク心臓病センター 岡本真希 医師)

そんな医療機関の準備を支えたのが政府です。1月中旬から対策に乗り出し、医療機関に対して積極的な財政支援を実施。緊急性のない治療や手術を延期し、ベッドを空けた場合1台あたり1日560ユーロの補助金を出したほか、人工呼吸器付きの集中治療が可能なベッドを新設した場合、1台につき5万ユーロの奨励金を受け取れるようにしたのです。

日本でも医療崩壊に関して懸念の声が出るなか、こうした海外の例が参考になるかもしれません。


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