現場から、SDGs 2030年の世界へ

2021年1月18日【CBCテレビ】
子ども食堂の新たな役割 大人にとっても地域をつなぐ場に

もともと、子どもの貧困対策として全国に広がった「子ども食堂」。今は、大人たちにとっても地域の絆をつなぐ新たな場となっています。

その「家」は、子どもたちでいつも賑やかです。名古屋市の子ども食堂「つなぐハウス」。食事の用意をしているのは、代表の安藤綾乃さん(46)。日曜・祝日以外は毎日、子どもたちをここで受け入れています。1回150円でお代わりも自由。おなか一杯食べられます。そして、食事だけでなく、宿題をしたり遊んだり。自由に過ごせる場所でもあります。

Q.宿題は、はかどりますか?

「ママがいなくて、答えが写せるので」

そして、大人も来ていいのが、ここの特徴。食費は350円です。

「私も孫がいるけど、もう大きいから。ほっとするわね」

ここは、大人も子どももほっとできる場所。

「子どもが地域の人に助けてもらえる環境を自分たちで作るとか、『いろいろな人の価値観を持って育ってほしい』という願いから始めた」(つなぐハウス 安藤綾乃さん)

もともと、看護師をしながら公民館などで子ども食堂を開いていた安藤さんは、「子どもたちがいつでも居られる場所を」と、仕事を辞めて近所の空き店舗を借り上げ、「つなぐハウス」をオープンさせました。

そして、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、7月からは週に2回、子育て応援弁当の宅配も開始。NPOの助成金や企業の食料支援、さらには地元の住民のボランティアなどで何とか運営を続けています。

「食べた人が『おいしかったよ』と言ってくれたらうれしい」(ボランティア 伊藤光子さん)

野菜たっぷりで、一食200円です。

「コロナ禍で全然外に行けないし、ずっと日中引きこもっていた。この子がよく食べるので、とても助かる」(専業主婦 中田陽香さん)

「お金持ちの家庭でも貧しい家庭でもどんな子でも使える場として、学校でも塾でもない、地域の第3の居場所として使ってもらう」(つなぐハウス 安藤綾乃さん)

貧困対策だけではなく、人々のつながりやまちづくりにも一役買っている「つなぐハウス」。きょうもにぎやかです。