現場から、SDGs 2030年の世界へ

2020年8月24日【チューリップテレビ】
【SDGs×コロナ後の世界】休校でも夢に向かうスーパー中学生

新型コロナウイルスの影響で授業時間の不足が指摘されるなか、一斉休校の間に中国語をマスターしたという富山市のスーパー中学生に注目します。コロナに負けない、「夢を追う力強い姿」をご覧ください。

新型コロナウイルスの影響で休校となった2か月の間に中国語をマスターしたというスーパー中学生、富山市に住む淵上理音さん(13)です。理音さんはこれまでに、東大入試に並ぶとも言われる英検1級に小学4年生で合格。さらに、成績優秀者に贈られる特別賞も受賞。さらにさらに、6年生で数学検定準1級も得て、今は最上位の1級を目指して机に向かっています。

父、母、妹の4人で暮らす理音さんが初めて勉強に取り組んだのは、保育園の年中の時でした。

「幼児向けドリルを買ってきてやらせてみたら、すいすい解けてしまって、どんどん学年が進んでいくので、あっというまに6年生までの範囲が終わった」(父・龍さん)

この春、中学生になった理音さんですが、高校には進学せず、独学で大学を目指す計画です。

「私は通学には時間をかけたくなくて、無理して高校に行かなくてもできるなら、家でやったほうが時間を有効に使えるのではないかと」(淵上理音さん)

そんなスーパー中学生が今、最ものめりこんでいるのが漫画。といっても、読むのではなく、描くほうです。

「中国の大清帝国の歴史が好きで、他の人にもわかりやすく伝えるにはどうしたらいいかと考えたところ、漫画が一番いい表現方法だと思った」(淵上理音さん)

小学校の卒業文集に書いた尊敬する人物は、中国・大清帝国の5代目皇帝、雍正帝。全盛期の清を治めた厳しい君主として知られています。座右の銘も…

「『きみたるはかたし』、雍正帝が好んで使っていた言葉。『名君であることは難しい』ということを表したこの言葉は、私にとっても大切な言葉です。勉強をしていてつらいなと思ったとき、この言葉を思い出すと、この苦労は名君になるための一歩だと考えています」(淵上理音さん)

名君に憧れ、勉強と漫画制作で毎日5時間以上机に向かいます。理音さんが描いているのは、中国の王朝・明の滅亡にまつわる人間ドラマ。何度も歴史書を読み返し、忠実に表現するといいます。

「将来は、さまざまなことを分かりやすく伝えられる漫画家になりたい」(淵上理音さん)

好きなことに没頭する若き名君の未来が楽しみです。