現場から、SDGs 2030年の世界へ

2020年8月14日【CBCテレビ】
【SDGs×コロナ後の世界】コロナ禍を逆手にとったバスツアー

新型コロナウイルスの感染拡大で観光産業に大きな影響が出る中、愛知県の旅行会社がコロナ禍を逆手にとった珍しいバスツアーを開催しました。

7月中旬、名古屋駅の地下街で行われていたのは、あるバスツアーの受付です。それは・・・

「バスの車庫をいっぱい巡れるので」(ツアー客)

地元の旅行会社・名阪近鉄旅行が企画したバスの車庫を巡るバスツアーです。

「緊急事態宣言に入る頃には、ツアーが全てキャンセル。車庫にバスがたくさんいる状況になっているんですね。バス自体を観てもらったらどうか」(名阪近鉄旅行ツアー営業部 販売課 田中圭子さん)

ツアーは名古屋駅を出発し、3か所の車庫を巡ります。最初の車庫に到着するとツアー客は写真を撮ったり、バスに乗ったりして楽しんでいました。

「感動です」(ツアー客)

「圧巻ですね」(ツアー客)

車庫にはおよそ50台のバスが停車。新型コロナウイルスの感染拡大でバスツアーが開催できない今しか見られない光景です。

「カメラさん、これは多分、撮った方が画にはなります」(ツアー客)

Q.こんな画は、なかなかないって事ですか?

「そーですよ!なかなかない!」(ツアー客)

公開されている車両の中には、車椅子をリフトで安全に上げることができる車両や、新人運転手の練習用に使われる車両、1台およそ7000万円の高級バスなど珍しいものも。

さらに、バスに乗車したまま巨大な洗車機に入る体験もありました。

また、古いバス停の看板や路線バスの運賃表など、使わなくなったバスグッズのオークションも開催され、ツアー客が次々と買い求めていました。

Q.大人買いされてませんでした?

「まー、こういうときはねー」(ツアー客)

さらに、バスファンが憧れるあの体験も・・・

「はい次、後ろ扉、開きまーす」(ツアー客)

運転席に座って扉を開け閉めでき、ツアー客は大喜びでした。

「本当に運転したくなります」(ツアー客)

「普段バスは仕事をしているものなので、常に公開というわけにはいかないけど、お客様がバスを観て喜んでいただいて、やったほうも嬉しく思いますね」(名阪近鉄旅行ツアー営業部 販売課 田中圭子さん)

コロナ禍を逆手にとったこのバスツアー。担当者は「早く通常のツアーを開催したい」と話していて、今後、この車庫を巡るツアーを開催するかは未定だということです。