現場から、SDGs 2030年の世界へ

2020年6月11日【TBSテレビ】
【SDGs×コロナ後の世界】コロナでテストがオンラインに!

新型コロナウイルスは、学校のテストのあり方をも変えようとしています。オンライン教育に力を入れる都内の私立学校が行った試みを取材しました。

この日は学力テストの日。しかし、教室に生徒や先生の姿は見当たりません。生徒は自宅にいました。そして、先生は職員室に。東京・品川区にある私立の青稜中学校・高等学校では、学力テストがオンラインで実施されました。

テストの問題は、職員室から自宅にいる生徒たちへ開始時間にあわせて一斉に配信。この日のテスト科目は社会・数学・理科で、試験時間は40分です。選択問題はチェックボックスをクリックして解答。記述問題は解答欄に答えを入力します。そして、締め切り時間までに答案を学校に送信。送られた答案は、先生がすぐに添削します。

「例えば、これだったら『の』はいらないよとか、そういうふうに、芝君だけにメッセージを送ることができる」(教諭)

生徒は、間違えた問題を忘れないうちに復習できます。

「『の』がいらなかったです。悔しいです」(中学2年生の芝祐紀さん)

模範解答が設定してあるので、点数や平均点は生徒から送信された段階で計算されます。

「作るのは大変ですけど、作ってしまえば、あとの成績作業とかは相当楽です」(教諭)

一方で、まだ紙に書いて解答しなければならない科目もあります。数学です。数式などの記号をキーボードで入力するのが困難なため、事前に配布された解答用紙に記入します。ただし、提出方法はカメラで撮影して、画像を先生に送ります。いわば、アナログとデジタルのハイブリッド。先生は、送られた画像をタブレットで添削します。

「どこでも(添削が)できるのは便利かなと思います」(教諭)

このテスト、先生には好評でしたが、評定には関わらないためカンニング対策を行っておらず、評定に反映されるテストを実際に行うには、課題は少なくありません。

生徒の感想は・・・。
「周りの書くペースとかで、前の人が消しゴムを落としたりとか、そういうので気が散ってしまうので、一人でやるのもいいかなと思いました」(中学2年生 芝祐紀さん)  その一方で・・・  「終わった後に友達と『ここどうだった?』とか、『このテスト難しかったよね』とか、そういう会話がないのが少し寂しかった」(芝祐紀さん)

教育現場にも広がりを見せるオンライン化。東京大学大学院では、今年から一部でオンライン入試を実施すると発表するなど、新型コロナウイルスの流行をきっかけに新たな動きが広がりつつあります。