現場から、SDGs 2030年の世界へ

2020年4月5日【TBSテレビ】
急拡大!女性注目のフェムテック

英語の女性=フィーメールとテクノロジーを合わせた造語「フェムテック」。いま、この技術を使って女性の生活を豊かにしようとする動きが世界や日本でも広がっています。

先月、都内で行われたイベント。「月経」「妊娠」など女性にまつわる言葉とともに商品がずらりとならびます。女性特有の健康問題や悩みを解決する技術、「フェムテック」を使った商品です。

「こちらをナイトブラに寝る前にとりつけていただいて」(「トッパンフォームズ」小俣景子さん)

この商品はブラジャーに入れて寝るだけで妊娠や体調管理のための基礎体温を自動で計測、スマホのアプリに記録してくれるため、女性にとって面倒だった作業を減らせます。

フェムテックの市場は海外では近年、急拡大していて、5年後には5兆円規模になるとの試算もあります。中でも、注目されているフェムテックがこちら。

「こちらの会社では、卵巣の年齢がわかる検査キットを販売しています」(記者)

自宅で採血し、血液を郵送するだけで自分の卵巣に残っている卵子の数が年齢でいうと何歳相当にあたるのかがわかります。

都内に住む、西東さん(30)。結婚したばかりです。

「ちゃんと計画を立てるための1つとして、女性として検査をしておいた方がいいかなって思った」(西東さん)

将来、子どもがほしいと考えていましたが、病院に行くには心理的な負担が大きいと考え、手軽なこのサービスを使って検査することに。専用の針を指に刺し、血液をとっていきます。

「血を採るって聞いていたんで、最初もっと痛いのかなと思っていた。全然痛くなかった。ドキドキ反面、ちょっと楽しみだなと思う」(西東さん)

血液は研究所で分析され、1週間程度で結果をスマホで確認できます。気になる結果は、西東さんの想像とは違うモノでした。

「数字として目の当たりにすることがないので、グッと現実味を帯びる感じがします。今後どうしていかなきゃいけないかの参考にすごくなるなと思った」(西東さん)

フェムテックで簡単に自分の身体を知ることで生活を豊かにすることができるとサービス提供する会社の社長は強調します。

「(フェムテックで)まず最初に知っていただきたい、知ったうえで選択肢を考えていただきたい」(「FTreatment」白正寛代表取締役)

ただ、日本では今後の市場拡大にはまだ壁があると専門家はいいます。

「日本はまだまだ、生理ですとか更年期ですとか、まだまだタブー視されているところがあって、そういったところが変わってくると(フェムテックも)広まっていくのかなと思う」(「SOMPOひまわり生命」蓮井智子さん)