• ■2019年6月7日 放送

東京福祉大系列の専門学校、定員超過で虚偽報告か

消えた留学生問題の東京福祉大学。その系列の専門学校で、定員を大幅に超える留学生を入学させていた問題が新たに発覚。所管する愛知県に対して、虚偽報告をしていた疑いが浮上しました。

内部資料に並ぶ、「所在不明」の文字。東京福祉大学では、「研究生」と呼ばれる留学生が3年間でおよそ1400人「所在不明」になっていたことがわかっています。

「勉強やりたいなと思って入った。でも全然しないから、やめたのは11月くらい」(所在不明とされる元研究生)

この東京福祉大学の系列の専門学校でも新たな問題が浮上、定員を大幅に超える留学生を入学させていたことが、JNNの取材でわかりました。関係者によりますと、名古屋市にある東京福祉大学系列の専門学校「保育・介護・ビジネス名古屋専門学校」は、留学生を受け入れている「国際教養学科」で一学年の定員240人を大幅に超えるおよそ2100人を今年度、入学させていました。

Q.どういう授業?
「ビジネスマナー」(留学生)

Q.どうしてこの学校を選んだ?
「入りやすいし、(学費が)安いから」(留学生)

さらに、その後の取材で、今年5月1日時点での専門学校全体の学生数を所管する愛知県に報告する際、学校全体の定員である1100人とほぼ同じ人数で報告していたことがわかりました。実際には、日本人の学生も含め、定員の5倍近いおよそ5000人が在籍していたとみられ、愛知県は虚偽報告とみて詳しく調べることにしています。

専門学校での留学生の定員超過の問題は過去にも…

「学校からビザを出せないと言われた。僕みたいな人が120人くらいいます」(ベトナム人留学生)

大阪の「日中文化芸術専門学校」では、定員を大幅に超える留学生を入学させていたため、在留資格が更新されず、帰国を余儀なくされた学生が大量に発生し、問題となりました。今回の問題について柴山文部科学大臣は…

「留学生の数に限らず、意図的に事実と異なる報告をするのは、極めて不適切であると考えています」(柴山昌彦 文部科学相)

このように述べ、愛知県と連携し、必要な助言などを行う考えを示しました。

一方、専門学校側はJNNの取材に、「愛知県の調査の結果を踏まえて回答したい」としています。

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