• ■2019年3月26日 放送

東京福祉大に国立ち入り調査

およそ1400人の留学生が所在不明となっている東京福祉大学に、文科省などが立ち入り調査に乗り出しました。

「午前10時すぎです。文科省と法務省の実地調査が始まります。東京福祉大学に実地調査が入ります」(記者)

「研究生」と呼ばれる留学生が3年間でおよそ1400人所在不明となっている問題で、26日、文部科学省と東京入国管理局が東京・北区にある東京福祉大学の王子キャンパスに立ち入り調査を行いました。26日は、来年度入学する研究生のクラス分け試験がちょうど行われていましたが…

「学校が無くなるかもしれない。(Q.不安ですか?)そうです」(来年度入学する新研究生)

「東京福祉大学の職員と文科省、法務省の職員が、銭湯の2階にある教室に実地調査に訪れています」(記者)

王子キャンパスは住宅街の中の十数か所に点在。銭湯の2階やアパートの一室が教室などに使われています。26日の調査では、在籍管理や学習環境などが適切か、出席状況や大学の施設などの確認が行われました。

Q.学習環境としていかがでしたか?

「…」

研究生は学部生になる準備などの目的で受け入れている非正規の留学生で、原則1年のコースとなっています。正規の留学生と違い定員がないため、この3年間におよそ5700人と急増。一つの大学としては異例の多さとなっています。JNNが探し出した所在不明とされている元研究生たちは…

「入るのも簡単、テストも簡単だし。自分の国名とか、会話を書いて、(テストは)できた」(所在不明とされるモンゴル人)

「(Q.どうして東京福祉大学を選んだ?)どこも行けなかったから」(所在不明とされるネパール人)

26日の国会では、研究生の受け入れが教育というよりもビジネスになっていたのではないかと追及されました。

「この実態を解明しないと、本当に悪しきビジネスとなっていて、途上国の若者が食い物にされている実態がある。なんとかしないといけない」(立憲民主党 石橋通宏議員)

「日本語能力が足りず、大学に進学できない日本語学校の留学生の在留期間を延伸させるため、名目上、大学の正規課程の研究生として受け入れているというビジネスモデルが確立してしまっている可能性があると理解をしました」(柴山昌彦文科相)

柴山文部科学大臣は26日の立ち入り調査の結果を踏まえ、必要な改善指導を行っていくとの考えを示しています。

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