現場から、海を殺すな プラスチック汚染

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2019年6月28日放送

海洋プラスチックごみ問題、都会の川を調べてみたら?

G20の重要な議題にもなっている「海洋プラスチックごみ問題」。都会の真ん中を流れる川も決して無関係ではないと調査が行われました。

東京・五反田を流れる目黒川。「海洋プラスチックごみ」をめぐる調査が今月13日、この川で行われました。

「マイクロプラスチックという水中に浮かぶ細かなプラスチックの粒を採取する装置になります」(一般社団法人「ピリカ」小嶌不二夫代表理事)

マイクロプラスチックとは、プラスチックが細かく砕けて5ミリ以下になったもの。魚などが取り込みやすく、生態系や私たちへの影響も懸念されています。調査を行っている団体によると、都会の真ん中を流れるこうした中小の河川からもマイクロプラスチックが見つかっているのです。

「ありますね。この鮮やかな色って、あまり自然界にないけど、これは明らかに人工芝の破片ですね」(小嶌不二夫代表理事)

この日、見つかったのは数ミリほどの大きさの人工芝の破片。さらに、セロファンの破片や、元が何かは不明ですが、細かく砕けたプラスチック片などが次々と見つかりました。この団体が去年、全国35か所で行った調査では、人工芝の破片が最も多く見つかっているといいます。

「海のプラスチック問題というと、他国から(ごみが)来ているのではという印象ですが、日本の川や身近な川から、いっぱいプラスチックの流出が起きているので、それは見逃せない事実だと思う」(小嶌不二夫代表理事)

川から海へ。プラスチックが流れ出すルートを解明することが重要だとして、この団体では今後も国内外100か所で調査を続けるとしています。

「全部が全部のプラスチックを規制したり、なくしたりするのはすごく難しいけれど、流出のメカニズムを解明することで、限定して絞ってあげれば、もっと解決が簡単になると思います」(小嶌不二夫代表理事)

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