【現場から、】新しい時代に

 
2020年1月5日
コインランドリー競争「コラボ」で勝負

単身世帯の増加などで各地で年々増えているコインランドリー。お店同士のサービス競争が激しくなっているんですが、時代のニーズをつかみ、「あるコラボ」を始めたお店を取材してきました。

大阪府吹田市にあるこちらのコインランドリーの特徴は、洗濯から乾燥までの1時間を有効活用できるようカフェと提携。有意義な時間を過ごすことができます。

またこちらは…。

「コインランドリーのお客様ですか?こちら女性専用です。男性の方はここでストップです」(店員)

日本初の女性専用コインランドリー。下着も気兼ねなく洗えるうえ、キッズルームなども併設されています。

厚労省などによると、コインランドリーの数は年々増加していて、2017年には全国で2万店舗に達しているという調査もあります。店同士のサービス競争も激しくなる中、新たなアイデアを取り入れたコインランドリーが登場しました。

「こちらのコインランドリー、中に入りますと乾燥機や洗濯機がずらっと並んでいます。しかし、この一角にはなんと、メルカリの撮影ブースが設置されているんです」(記者)

コインランドリー機器メーカー「TOSEI」が、さらに利用者を増やすためにフリーマーケットアプリを運営する「メルカリ」に提案、今回コラボレーションが実現しました。こちらのブースでは、メルカリで出品する予定の服などをスマートフォンで撮影できます。

でも、どうしてコインランドリーとメルカリ?

「どこのコインランドリーでもたたむテーブルがあるが、女の子たちがワンピースの写真を撮っていた。『何やっているの?』と聞くと、『メルカリに出品するのに家で撮ると生活感が出ちゃう』ということで、じゃあ『ハンガーラックがあったら写真撮るのに便利かな』と言ったら非常にその子たちが喜んでくれた」(TOSEIの担当者)

出品する服がきれいに見えるよう、ブースには細やかな気遣いが…。背景が3種類用意されていて、服にあわせて色を変えることができます。さらに…。

「背景シートを下ろすと、1.7メートルの長さになり、コートやワンピースなども撮影することができます」(記者)

これは、スタッフが自宅で撮影したコートの写真。生活感がにじみ出ているうえ、影も映りこみ、暗い印象を与えてしまいます。一方、ブースで撮影した写真は光の角度なども考えられているため、影ができにくく背景もすっきりしていて、明るい印象を受けます。

さらに、靴を撮影するためのスタンドも用意されています。比べてみると、自宅で撮影するよりもスニーカーが立体的に配置され、形状がよくわかります。購入者にあてるメッセージカードもあって、商品が洗濯済みで清潔なこともアピールできます。

「(家だと)そこら片づけたり見栄え良くしたりとかしなきゃいけないんですもんね。なるほど」(コインランドリー利用者)

「全体を撮ろうと思って自分の足が入っていたとか、あとで(アプリに)あげてからゆっくり見てみたら足が入っているとかありました。全体が撮れるのでいいですね」(コインランドリー利用者)

メルカリ撮影ブースは去年6月から首都圏3店舗で実証実験が行われていて、売り上げが平均35%増加したそうです。見映えアップのサービスが、確実に売上げアップにつながっているようです。