【現場から、】新しい時代に

 
2019年12月26日
「ペット連れOK」の会社、狙いは?

「働き方改革」でより働きやすく職場環境を変える動きが広がる中、ある会社が「ペットの同伴出勤」を認め、注目されています。その狙いとは?

コーヒーやチョコレートのメーカーとして知られる「ネスレ日本」。そこに…

オフィスを我が家のごとく犬が走り回っています。オスのアメリカン・コッカー・スパニエル、プーニャットくん2歳半、ネスレ社員のペットです。

Q.基本、毎日連れてきているんですか?

「月に1~2回ですね。お留守番の時間が長くなりがちになったなら少しこの子も不安だと思うので」(プーニャット君の飼い主 内記利宏さん)

ペットの同伴出勤はペットフードを扱う部署での取り組みで、5年前に始めました。オフィスの真ん中には使い慣れた私物のトイレ、他の部署に行かないようにフェンスはあるものの、ここでは放し飼いです。社内ではあちこちで社員がプーニャット君と遊ぶ姿が。そして、大事な会議にも自由に出入りします。

「会社としてペット好きが多いことと、理解が進んだ環境だと分かってたので、初めての時はビクビクしましたけど、犬も落ち着いてくれてたので、私自身もよかったなと思います」(プーニャット君の飼い主 内記利宏さん)

ビル内には、ほかのテナントも入居しているためペットの同伴出勤は専用のエレベーターを使い、共用部分では抱っこして移動するというルールも決められています。これまでトラブルはないと言います。他の社員はどう思っているのでしょうか?

「オフィスで犬が駆け回っている様子見ると、仕事の集中力も増すような気がします」(ネスレ日本 社員)

Q.気が散るとかないですか?

「切り替えができますよね。メリハリがつく」(ネスレ日本 社員)

「めちゃくちゃ癒しです。朝、ドア開ける前に隙間から見えるんですよ。その瞬間テンションあがります」(ネスレ日本 社員)

そもそも、ペット同伴出勤の狙いとは?

「我々ペットを事業にしておりますし、ペットを飼っていることで、人と人との会話がより促進される」(ネスレ ピュリナ ペットケア 大谷謙介マーケティング統括部長)

さすが、「違いが分かる」会社、だからなのでしょうか。

「相手にしてくれる人がいっぱいいるし、みんな優しく遊んでくれるので」(プーニャット君の飼い主 内記利宏さん)

ただ、優しくしてくれるのはペットに対してだけではないようです。

「(犬を)連れてきてくれるだけで、こっちもありがたいので、あんまり怒れないです…(怒るのは)違う日を選びますね」(ネスレ ピュリナ ペットケア 大谷謙介マーケティング統括部長)

思いがけない効果もありそうな「ペットの同伴出勤」。新たな働き方改革として広がりを見せ始めています。