1万通の手紙 池袋暴走事故が問うもの

2021年6月21日放送【これまでのオンエア】
東京・池袋11人死傷暴走事故 遺族が90歳被告に直接質問

東京・池袋で親子を含む11人が死傷した事故の裁判で、遺族が直接、被告人質問を行いました。

「生前の妻と娘の写真を見ていますか?」(松永拓也さん)

21日の裁判で被告に直接質問したのは、東京・池袋の暴走事故で妻の真菜さん(31)と娘の莉子ちゃん(3)を亡くした松永拓也さんです。

「家族ご一緒の楽しそうな写真だった。可愛い方を亡くしてしまって申し訳ありません」(飯塚被告)

飯塚幸三被告(90)は2019年4月、池袋で乗用車を暴走させ、松永さん親子らあわせて11人を死傷させた罪に問われています。

「真菜と莉子に衝突するドライブレコーダーはみていますか?」(松永拓也さん)

「恐ろしかったのではないかと想像しますが、分かりません。申し訳ありませんでした」(飯塚被告)

「無罪を主張していますよね?」(松永拓也さん)

「大変心苦しいですが、私の記憶ではアクセルとブレーキの踏み間違いはしておりません。私の過失はないものと思っております」(飯塚被告)

飯塚被告は何度も「申し訳ない」と謝罪した一方、「自分に過失は無かった」と無罪を主張しました。

「いつも冷静であろうと心がけていますけど、きょうは言います。私は彼に刑務所に入ってほしい。心を鬼にして質問をしましたけど、あの人は2年間変わらなかった。(被告人質問を)やってよかったとは思いますけど、虚しい気持ちはぬぐえない」(松永拓也さん)

来月15日の次回公判では、飯塚被告に対する求刑が行われる見通しです。