1万通の手紙 池袋暴走事故が問うもの

2021年2月9日放送【これまでのオンエア】
池袋暴走事故 遺族「真実を明らかにしてもらうため民事提訴した」

おととし、東京・池袋で起きた暴走事故の遺族らが損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論が開かれ、遺族の松永拓也さんが「事故の真実を明らかにしてもらいたい」などと意見陳述しました。

この事故は旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三被告(当時87)の運転する乗用車が暴走し、松永拓也さんの妻・真菜さん(31)と娘の莉子ちゃん(3)が死亡したほか、9人がけがをしたものです。

過失運転致死傷の罪で在宅起訴された飯塚被告は、刑事裁判で「事故の原因は車の故障」と無罪を主張していて、遺族の松永さんらは去年10月、飯塚被告に慰謝料などを求める訴えを起こしました。

9日、東京地裁で開かれた第1回口頭弁論で、松永さんは「加害者本人に事故の真実を明らかにしてもらうため、刑事裁判の結果を待たず、やむにやまれず提訴した」と述べました。一方、飯塚被告は出廷せず、代理人の弁護士が早期の和解を求めました。