1万通の手紙 池袋暴走事故が問うもの

2021年2月1日放送【これまでのオンエア】
「裁判のための休暇制度を」“池袋暴走”の遺族が要望書

「裁判のための休暇を認めて欲しい」。東京・池袋で起きた暴走事故の遺族が要望書を提出です。

この事故は東京・池袋でおととし、旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三被告(89)が運転する乗用車が暴走し、松永拓也さんの妻・真菜さん(31)と娘の莉子ちゃん(3)が死亡したほか、9人がけがをしたものです。

遺族の松永さんらは、犯罪被害者が裁判のために会社を休む際、有給休暇を使わざるを得ない現状を踏まえ、「特別休暇制度の義務化」を認めてほしいと厚労省に申し入れました。

「犯罪被害者が社会とのつながりを維持しつつ、愛する人の死や自分自身が受けた体や心への傷、捜査機関への協力、裁判への参加。これらと向き合うための時間を是非いただきたい」(松永拓也さん)

一方、1日に東京地裁で行われた飯塚被告の裁判には、警視庁の捜査員が証人として出廷しました。飯塚被告側は事故原因について、裁判で「車の故障」と説明していますが、捜査員は、車両の走行記録などをもとに、「車両は故障しておらず、事故の原因はアクセルとブレーキの踏み間違い」と証言しました。