虐待死ゼロに向かって

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2019年7月15日放送

子どもアドボカシー研究の第一人者「本人の声聴く大切さ」訴える

痛ましい虐待事件を防ぐために、いま「子どもアドボカシー」と呼ばれる制度に注目が集まっています。この制度が導入されているイギリスで、第一人者とされる女性が都内で講演し、子ども本人の声を聴くことの大切さを訴えました。

都内で講演したのは、イギリスで子どもアドボカシー研究の第一人者とされるジェーン・ダリンプルさんです。子どもアドボカシーとは、子どもが話したいことを自ら話せるように支援したり、子どもの思いや意見を代弁したりすることで、イギリスでは、すでに制度化されています。

講演でダリンプルさんは、「イギリスではさまざまな虐待事件の教訓から、アドボカシーの重要性が認められるようになり、この20年の間に状況が劇的に変わった。子どもの声を聴くことが子どもの保護につながることを学んだ」と話しました。

「アドボカシーとは本当に、子どもの声を聴くことです。子ども主導になることです」(ジェーン・ダリンプルさん)

また、ダリンプルさんは子どもが信頼して話すためにはアドボカシーを行う人が行政や支援機関などから独立していることも重要だと話しました。

日本でも、先月成立した改正児童福祉法の付則に2022年春をめどに子どもの声を聴く機会の確保などについて、必要な措置を講じることが盛り込まれました。制度作りを進めるために、各地のNPOが連携して全国協議会の設立を目指す動きも起きています。

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