【現場から、】なくせ!危険運転

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2019年6月4日 放送

「あおり運転は減っていない」 東名夫婦死亡事故 遺族の訴え

「あおり運転」が社会問題となるきっかけになった東名夫婦死亡事故から、5日で2年です。摘発の強化は進んだものの、あおり運転自体は減っていないと遺族は訴えます。

「帰って来てって言いたいけど、もう骨になってんだから帰ってこないの分かってるけど、無理を言っちゃうね」(息子の嘉久さん夫婦を亡くした 萩山文子さん)

仏壇の周りにあふれる写真やお供え物。この2年の間に増えていきました。

「見守ってくれてるような気持ちがしてしょうがない」(息子の嘉久さん夫婦を亡くした 萩山文子さん)

萩山文子さん(79)。おととし6月、息子の嘉久さん夫婦を亡くしました。執ようなあおり運転を受け、追い越し車線に無理やり停車させられた結果、後続車に追突されたのです。あおり運転をした石橋和歩被告(27)。裁判では、車を止めたあとの事故に危険運転致死傷罪が適用できるかどうかが争点となりましたが、横浜地裁は危険運転致死傷罪の成立を認め、懲役18年の判決を言い渡しました。文子さんは裁判を傍聴した時のメモに石橋被告の姿を書きとめていました。

「自分の裁判やっていること分かっているのかしらとイライラして」(息子の嘉久さん夫婦を亡くした 萩山文子さん)

裁判で、石橋被告は「申し訳なかった」などと謝罪の言葉を述べましたが、遺族への謝罪の手紙として準備していた文章のこんな中身も明らかになりました。

「こんなことを言うのはよくないですが、事故がなければ元交際相手の女性と結婚する予定でした。この事故をお許し下さい」(石橋被告)

「遺族がこれを見たら、どう思う?」(弁護人)

「怒りますね」(石橋被告)

「冗談じゃないって感じだよ。自分の幸せより、罪を償うのが先じゃんね。そんな話、聞きたくないもん。耳ふさぎたくなる」(息子の嘉久さん夫婦を亡くした 萩山文子さん)

石橋被告側が控訴したため、裁判は今後、東京高裁で争われますが、その後、文子さんに対し、石橋被告からの謝罪の手紙などはないといいます。

この事故をきっかけに大きな社会問題となったあおり運転。去年1年間で全国の警察が摘発した「車間距離不保持」の件数は1万3000件以上にのぼり、前の年の倍近くに増えました。今年も4月末の時点で4400件近くに達しています。摘発の強化は進んだものの、あおり運転自体はいっこうに減っていないと文子さんは感じています。

「あおり運転、何も減ってない。最近、あおり運転が日常語になっちゃってる。どうしたらいいのかね」(息子の嘉久さん夫婦を亡くした 萩山文子さん)

裁判を最後まで見届けると話す文子さん。どうすればあおり運転をなくせるのか、多くの人に考えてほしいと話しています。


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