【現場から、】なくせ!危険運転

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2018年12月10日 放送

石橋被告に懲役23年を求刑

東名夫婦死亡事故の裁判が大きな山場を迎えました。執ようなあおり運転を行い、危険運転致死傷などの罪に問われている男に対し、検察側は懲役23年を求刑しました。

「言われたら、こっちもかちんとくるけん、人間やけん」(石橋和歩被告〔去年10月〕)

石橋和歩被告は去年6月、執ようなあおり運転の末、萩山嘉久さん、友香さん夫婦の車を、追い越し車線に無理矢理停車させました。そこに、後続のトラックが追突。萩山さん夫婦は死亡しました。

6日目となった裁判。10日はまず、3人の遺族の意見陳述が行われました。

「この事件がきっかけでドライブレコーダーをつける車が増え、あおり運転が減ったと聞いています。両親の死が無駄ではなかったことが、せめてもの救いです。私の学校はキリスト教の学校で、人を許しなさいと教えられます。でも、これについては許せないし、そもそも許していいのか分かりません。一番の被害者は両親だと思うからです」(長女・検察官代読)

「事件から1年半がたとうとしています。どんな思いで生きてきたのですか?人間らしいところを聞かせてください。残念ながら裁判でそれを聞くことはできませんでした」(嘉久さんの母・文子さん)

「法廷での態度を観察していましたが、やったことに向き合い反省しているようには見えませんでした。娘夫婦と同じ目にあわせてやりたいというのが正直なところですが、それをやると同じレベルの人間になってしまう。2人の命の重さに見合うだけの長い時間、刑務所に入れてもらいたい」(友香さんの父)

3人はいずれも厳しい処罰感情を訴えました。

裁判の最大の争点は、危険運転致死傷罪が認められるかどうか。

検察側は論告で、「あおり運転もその後の車を停めさせた行為も萩山さんに謝罪させようとして行った一連の行為で、死亡との因果関係があるのは明らか。過去の最高裁判例でも同様の考え方をしている」などと主張。

さらに…

「犯行は執ようかつ悪質で結果も重大。謝罪の手紙を一通も出しておらず、真摯な反省とは到底言えない」(検察官)

こう述べ、懲役23年を求刑しました。読み上げる際、検察官が涙ぐみ言葉につまる場面もありました。

これに対し、弁護側の最終弁論は…

「この人が気にくわないから法律にないけど罰しようという社会には生きたくない。危険運転致死傷罪は成立しない」(弁護人)

そのうえで、弁護人は「監禁致死傷罪が成立したとしても、すでに社会的制裁を受け重くても懲役7年が相当」と主張しました。

判決は14日の金曜日に言い渡されます。


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