【現場から、】なくせ!危険運転

topページへ
nakuse.kiken@tbs.co.jp
情報提供をお待ちしています

※TBS個人情報の取扱いについてはこちら

2018年12月1日 放送

初公判を前に遺族が胸中語る

去年6月に起きた東名夫婦死亡事故。
危険運転致死傷罪に問われている石橋和歩被告の初公判を前に、事故の遺族が裁判に向けた胸のうちを語りました。

亡くなった萩山嘉久さんと妻の友香さん。嘉久さんの母・文子さん(78)は事故のあと、この急な階段を何度も花束を抱えて上ってきました。

「私も時間が止まってるって感じね」(亡くなった嘉久さんの母・萩山文子さん)

高台にあるのは、嘉久さん夫婦の墓。文子さんは、今月3日から始まる裁判をすべて見守る決意でいます。

「親より先に逝くなんて。親不孝と思うけど、この子が悪いわけじゃないんだから。ひどい事件」(萩山文子さん)

去年6月、神奈川県の東名高速で嘉久さん夫婦は、パーキングエリアで注意した石橋和歩被告の車から執拗なあおり運転を受けました。そして、追い越し車線に無理矢理停車させられた結果、後続のトラックに追突され、亡くなりました。

石橋被告が法廷で何を語るのかを聞きたいと文子さんは話します。

「被告がどんなことを思っていたか、聞きたいんですよ裁判で。何を目的でああいう嫌がらせをしているのかも聞いてみたい。言い訳は聞きたくないけども、正直にね。憎んでも憎みきれないよ。2人も取られて。もちろん、罪を重くしてほしい。最後、この子たちに報告しなきゃならにもんね」(萩山文子さん)

一方、友香さんの父親は、今回の事故で突然、両親を亡くした2人の孫を引き取り、一緒に暮らしています。

「俺も別にもう73歳だから、命取られたって何もないけどさ。なんとかして孫2人を守らなきゃいけないけど」(亡くなった友香さんの父)

17歳になった長女の夢は、保育士になることだといいます。

「なれるよ、そりゃ応援するよ」(友香さんの父)

裁判は、法律の適用をめぐって検察側と弁護側が真っ向から対立する構図となっています。車を止めさせてからおよそ2分後に起きた事故であるため、弁護側は「運転行為によって起きたとは言えず、危険運転致死傷罪にはあたらない」と主張しているのです。

「車下りたら関係ねえなんて言ってるようじゃ、法律なんかどうでもいいってことだ。俺から言わせれば。意識してそこに止めたんだから、だったら原因を作ったのはてめえだろうっていうことになるから。俺が裁判官なら、(懲役)100年くらいくれてるよ」(友香さんの父)

「周りを巻き込むような、狙うようなやり方は、こういう罪ですよって言葉でやってほしい。あおり運転をしてる人がますますいっぱいいるみたいだから。それを少なくしてほしいの。この子たちの犠牲をね。犠牲は犠牲でしょうがないから、(亡くなった人は)もう戻ってこないから。あおり運転をなくすしかないのね」(萩山文子さん)

判決は今月14日。国民から選ばれた裁判員はどのような判断を下すのでしょうか。


「危険運転」について、皆さまからの情報提供をお待ちしています。

お送り頂いた情報について、折り返しこちらから詳細をお伺いすることがあります。
情報をお寄せいただく際には、差し支えなければご連絡をお知らせいただけると幸いです。
よろしくお願い致します。


TBS個人情報の取扱いについてはこちら