今週の一筆
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01月18日の放送

3期目は全世代社会保障を前に進めたい!

菅義偉 内閣官房長官

対談を終えて

 今年初の「国会トークフロントライン」のゲストは菅義偉内閣官房長官。正月は1日朝5時からの朝食会を終えて皇居に伺ったとか。3日には熊本で最大震度6弱を観測した地震もあり、今年も丁寧に緊張感を持って仕事をしていきたいとのこと。

 「7年もの長期政権になると思わなかった」と言う菅さんに、今年の抱負を聞いた。
 「安倍政権は大変わかりやすい政権だと思っています。何をなすか、明確な座標軸を掲げ、それに向かってぶれることなく改革意識を持ってこの国を前に進めて行く。これまでは経済再生の最優先に加え、安全保障での日米関係再構築。これはしっかり進めてきていると思います。昨年の総裁選やその前の選挙で打ち出したのは、全世代型社会保障。今年は消費税率の引き上げがあるが、その一部もこれに振り分けた。1961年に国民皆保険・皆年金の社会保障ができたが、70%が高齢者向け。平均年齢が上がり、出生率が下がっている中で、若い人たちのためにどう配分するかが必要。だから女性活躍・働き方改革、さらには外国人材登用などの明確な目標を掲げて、そのための法律を作って国会に出し、ひとつひとつ粘り強く成立させている。政治は結果を出すことだから。それがないと国民の皆さんに理解を得られないと思っています」

 今回、菅さんは沖縄基地負担軽減担当大臣と拉致問題担当大臣も兼務だが? 「普天間は世界一危険な基地です。ところが、その移設がもう十何年も動いていない。危険なままです。で、法治国家ですから辺野古の埋め立てを再申請して、去年、土砂投入など工事を始めました。ただ、私は基地負担軽減が担当ですから、沖縄基地の一部返還や中心道路の拡張など、ひとつひとつ実現していくのが仕事です。安倍総理からも『言葉だけでは沖縄の皆さんの信頼は得られない。ひとつひとつ目に見える形で実行しよう』と言う指示がありました」「拉致問題? 米朝、まだ進んでいませんが、トランプ大統領は明確に金正恩党委員長に拉致問題を言ってくれたし、日本としてもいろんなルートで交渉しています。安倍政権にとって最大の課題ですし、総理と意見が合うのはある意味この問題ですから」

 今年、もういろいろな問題が起こってきているが、元総務大臣として、毎月勤労調査については? 「実は2〜3年前に基幹統計をしっかりと見直せと言っていた。だから今回、大変申し訳ないことが発覚して、すぐに次官会議を招集して、他の基幹統計を調査しろと指示した。今、徹底的にやっているので、もうこんなことはないと思います」

 日ロ交渉は? 河野外相とラブロフ外相の初の会談は、お互いの立場の言い合いで解決にはほど遠い感じだったが? 「外交交渉はそんな生やさしい、簡単なものはない。ただ、総理とプーチン大統領のシンガポールでの二人きりの会談で『日ロ両国で、唯一の国会承認を得た56年の日ソ共同宣言を元に』と合意したのは大きいと思う」

 徴用工問題など日韓関係は? 「国家と国家の合意は当事国の全部の国家機関で遵守されるべき、というのが国際法の大原則。だからこれは韓国側が責任持って対応するのがスジ」

 憲法改正は? 「自民党の党是であるが、各党も国会で自分たちの意見を持ち寄ってしっかり発言すべき。最後は国民投票だから」

 亥年選挙は? 「新年早々、ダブルでは? とよく言われるが、安倍総理が『頭の片隅にもない』と」。でもそういってこれまで2回も解散したが? 「そこは違うと思う。これまでは事前にそれなりの雰囲気があったのではないでしょうか? ともあれ、今年も国会で、ひとつひとつご理解をいただきながら案件を前に進めたいと思います」

 時間があったら何をしたいか伺ったら「釣りがしたいなあ。渓流釣り! 実は田舎に帰ると今でも釣り堀に行く。子どもの頃は釣り堀に連れて行ってもらうのが楽しみでねえ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「TBS NEWS」で放送しています。
再放送:1月18日(金)23:00/1月19日(土)9:30/1月20日(日)0:30