今週の一筆
【画像】

04月30日の放送

台湾有事は日本有事につながる!

岸信夫 防衛大臣

対談を終えて

 今回のゲストは岸信夫防衛大臣。直前に設置が決まったばかりの新型コロナウイルスの「ワクチン大規模接種センター」。国直轄でその運営を自衛隊が引き受けることになり、今はその準備におおわらわ。全国の4分の1にあたる1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の65歳以上の方にできるだけ早く接種したい、と総力を挙げて対応する覚悟だという。

 今回のテ−マは台湾海峡問題と尖閣問題。日米首脳共同声明に半世紀ぶりに「台湾」がと明記されたと大きな話題を呼んだが、岸さんにとって台湾は初の海外旅行に行った思い出の地だという。「小学校5〜6年頃で、まだ国交のある時代でした。家族で台湾中を回りましたが、楽しかった!その後も交流が続き、李登輝元総統の弔問にも行かせていただきました」

 この地域の現状を説明してもらった。「中国は太平洋に出るために、壁になっているフィリピン・台湾・沖縄を何とかしたい。なおかつ台湾は中国の領土だと宣言している。だから軍事力による一方的な状況変更をいろいろ試みている。これまでは沿岸国・アジアだけだったのが遠く離れた欧州でも危機感を持って、英・仏・独などが空母等を派遣してくることに。我々と共同演習をやることになっています」

 台湾有事は直接的に日本にも係わってくるという岸さん。「平和安全法のもとで何ができるのか、平和的解決が望ましいのですが、でも我々、しっかりと状況を把握して国民の安全を守らなければなりませんので」

 尖閣問題も中国に海警法ができて状況が変わったと言われるが?「これまでも中国は長期的視野で自国の領土だと侵入を繰り返してきていました。でもこの海警法で法律的裏付けができてしまったので、行動がますますエスカレ−トしています」

 今は海上保安庁が頑張っていますが、いざという時は大丈夫?「連携が上手くいくように共同訓練もやっています。それに対象は尖閣だけではないんですが、日米共同訓練もやってます」

 最後に敵基地攻撃の議論はどうなったか聞いた。「元々は北朝鮮からのミサイル防衛の話です。が、近辺の状況が刻々変化していく中で、攻撃ではなく、抑止力をどう高めるか、日米同盟を強くしていくという観点で今、政府内で議論を続けています。その意味で今回の菅首相の日米首脳会談は良かったと思います」

【画像】

川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「TBS NEWS」で放送しています。
再放送:4月30日(金)23:00/5月1日(土)9:30/5月2日(日)0:30