今週の一筆
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12月24日の放送

コロナ対策、病床逼迫を避けるために強制力強化を!

西村康稔 自民党 コロナ対策本部長/前経済再生・コロナ対策担当大臣

対談を終えて

今回のゲストは前経済再生・コロナ対策担当大臣で、現在も自民党の新型コロナウイルス等感染症対策本部の本部長としてコロナ対策にあたっている西村康稔さん。早速、市中感染者が相次いで報告されているオミクロン株について聞いた。「厳しい水際対策をやっていても、どうしてもすり抜けてしまいます。遅かれ早かれとは思っていましたが・・・、感染力は強いけど重症化は低いとも言われていますが、データがそろっていないのでどの範囲でどのような対応をとるか難しい。だから今は、岸田総理もおっしゃるように最悪の事態を想定して前広に対応しています。検査も今では1日38万件可能になっています。ワクチンも4800万回分、もう配分することにしていますし、地方でも在庫のあるところもありますから、全国一律ではなく、準備ができたところから早く打ってくれと党からも頼んでいます。飲む治療薬もまもなく認可されますし」

日本産のワクチンについては?「ワクチン戦略として8000億円つきました。ワクチン作製だけでなく、普段は治療薬を作っているところを、いざというときにワクチン作りに変えるなどの支援もやります」

日本の法律では強制力がないので苦労なさったと思うが?「ほとんどはきちんと守ってくださっているのですが、そうじゃない方も少なからずいらして、不公平感が強かったですね。私の時に“特措法”の改正をし、与野党協議で中途半端なものになってはしまいましたが、それでも今1000店舗の方に命令を出し、科料の手続きにはいっています。病床逼迫を押さえるためにもさらなる強制力向上をはかるべきと考えています。感染症法、薬事法関連は来年の通常国会に改正法を出す予定です」

西村さんは党の経済成長戦略本部座長でもあるので、コロナで大きな影響を受けた日本経済についても聞いた。「コロナ対応、強制力が緩いから中途半端でだらだらした局面になってしまった。強い措置で短期間でいったん押さえていれば、これほどではなかったと思います。ただ全体としてはやっと上向きになってきたのでこれからは回復が期待できると思います。ま、それにはこのオミクロンを一日も早く乗り越えることが必要ですが」

岸田総理の言う「新しい資本主義」の意味がわからないが?「『成長と分配の好循環』。アベノミクスも同じようなこと言いましたが、『トリクルダウン』というのは成長すればその果実が自然に流れ落ちる、ということで分配の政策がなかった。岸田政権はその『分配』に力を入れるということ。もう一つ、『成長』は市場原理に任せた結果、競争をどんどんやっていく中で、格差や環境問題を生んだ。これに一定の歯止めをかけたい、ということだと思います。私なりの整理をしますと、人件費を抑えて非正規を増やし、利益を現金で保有しておくような昭和・平成のおじさんモデルではなく、利益を女性や若者等多様な人材に投資する令和の発想に変えていく、というのがポイントだと思います」

憲法改正を念願とする安倍元首相率いる安倍派の事務総長になった西村さん、衆院憲法審査会の幹事になり憲法改正に意欲を示す一方、党選挙対策委員長代行として来年の参院選挙をどう戦うか、忙しい毎日だという。来年の抱負を聞いたら「今年はいろいろ厳しい場面もありました。忍耐の場面もありました。が、今は力を蓄える時。派閥の事務総長・選挙対応等、議員を盛り上げながら、自分も力を蓄えてまた大きな舞台でやっていけるようになりたいと思っています!」
西村さんの今年の一言は「『耐』から『蓄』へ」でした!

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「TBS NEWS」で放送しています。
再放送:12月24日(金)23:00/12月25日(土)9:30/12月26日(日)0:30