今週の一筆
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06月25日の放送

都議選・五輪・総裁選・総選挙、そしてコロナ禍 問題山積の時期をどう対応していくか?

自民党 世耕弘成 参院幹事長

対談を終えて

 今回のゲストは参議院自民党幹事長の世耕弘成さん。まずは1週間前に閉会した国会の振り返りから。「法案の95%超が成立しました。やはり菅内閣の看板政策のデジタル改革関連法とグリーン・改正地球温暖化対策推進法はなんとしても通さなくてはいけない法案でした。それから憲法改正議論を前に進めるための改正国民投票法。これまで参議院憲法審査会では自由討議すらできなかったのが、衆議院から送られてきてやっと審議・成立させることができました。大きなステップです。『LGBTの理解増進法案』ですか?提出見送りになりましたが、我々も差別をしてはいけないと当然思っています。そもそもこれは『理解増進法案』という自民党の議員立法で、野党は『差別禁止法』です。それを与野党で調整して国会に提出しようとしたんです。この調整に時間がかかったのかもしれません。ともあれこの問題、我々も重要だと思っていますので、次期の国会には成果を得ようと考えています」

 久々、参議院改革協議会(世耕座長)も立ち上がった。「これは議長がかわる3年ごとに置かれるんですが、今回は、前回『特定枠新設』等を決定したので、これが合憲か否かの判断を待っていたんです。昨年秋に合憲判決が出たので、今回また新に設置したというわけです。今回、根本的に議論しようとなっているのは『出席』と『投票』。コロナで明確になりましたが、オンラインでなぜいけないのか?今のところはその場にいなければいけない、となっていますが、コロナがもっと蔓延したら?特に参院は重度の障害のある方がおいでですからオンラインではダメなのか?投票も同じです。この辺をしっかり議論していきたい」

 おととし暮れに参議院自民党に「不安に寄り添う政治のあり方勉強会」を作られて、コロナ禍でずいぶん成果を上げられたのでは?「前回の参院選で、本当に困っている人がたくさんいる、どうすればその方達に向かい合えるか、ということで始めたんです。*地域の医療崩壊 *独居者問題 *限界集落、この3つを中心にどういう政策をつくればいいか、勉強を始めたんですが、まさにコロナ禍で困っている人の問題と重なったんです。孤独担当大臣もできましたし、つい最近は、二人親の困窮子育て家庭の問題です。困窮というと皆さんはすぐ一人親家庭を想像なさると思いますが、両親共がフリーランス・飲食店・イベント関係など、二人親でも困ってらっしゃる方大勢いらっしゃいます。NPOの方にアドバイスいただいて、政府に支援をお願いして実現しました。あとは本当に困っている人ほど声を上げられない、ということ。夜も働いているからHPなどで探したり、申請したりできない。だからこちらからスマホなどで「大丈夫ですか?」と尋ね、申請が簡単にできるようにする。これこそデジタル庁のやるべきことだと、今、申し入れています。本当に勉強を積み重ねていますので、党や政府の政策作成者にずいぶんこの勉強会の議員が入っています」

 最後に河井克行元法相や菅原一秀前経産相の「政治とカネ」問題について。「そもそも買収だったり、ものを配ったり、二人とも法律を守っていない!でも自民党も不祥事があるたびに、いろいろ改革をしてきました。現在は党からのお金をどう使ったかは政党支部が全部、1円まで領収書をつけて報告する義務があります。だから収支報告書が地裁から戻ってきたら、すぐにオープンにすればいいと思います。1億5千万円問題ですか?総理がそこまで細かいこと見られませんから、やはり幹事長や経理局長の権限でしょうね」

 森友・加計問題で赤木ファイルが開示されたが。「本当に優秀で真面目な方が命を絶たれたというのは残念です。必死に残されたこの資料を基にしっかり精査しなければならないとは思いますが、基本的には財務省のやった調査の範囲内だと思います。いずれにせよ選挙には影響あるでしょうね。総選挙の旗印?コロナ対策!」

 菅首相のあとはまた菅さん?「今、菅総理を変える理由は全くないでしょう。非常に真面目だし、ワクチンなんかご自身が陣頭指揮をとってらっしゃるんですから」

 趣味を聞いたら「ウーン、デジタル機器をいじくることかな。我が家はあちこちにアレクサ(Alexa)がおいてあって、目覚まし、エアコン、ライト、全部アレクサ対応です。『今から家に帰ります!』と入れておくと『弘成さんが今から帰ります!』と言ってくれるから、どこにいても気づいて、準備をしておいてくれるんですよ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「TBS NEWS」で放送しています。
再放送:6月25日(金)23:00/6月26日(土)9:30/6月27日(日)0:30