今週の一筆
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12月11日の放送

政府与党の追加経済対策は、衣ばかりのエビ天ぷらと同じ!

国民民主党 玉木雄一郎 代表

対談を終えて

 今回のゲストは、国民民主党代表の玉木雄一郎さん。なぜ立憲民主党と一緒にならなかったのか、まず伺ったら「目指すところ、政治の立ち位置が違ったし、ある意味”お作法”が違ったのかな? でも結果、3分の1が合流しなかったんだから、あの時、あのタイミング、あの条件では一緒になれなかった、ということです」

 あれから3か月、臨時国会も終わったが、対決型ではなく政策提案型中道政党として改革を進めていけそうか? 「特にコロナ禍では与野党問わず知恵を出すことが必要。今国会、いくつも法案や提案を出しました。先日、政府与党が事業規模73.6兆円の追加経済対策を出しましたが、がっかりしました。エビの天ぷらの衣ばかり大きくてエビが小さいようなものです。今一番必要なコロナ対策・医療支援や自治体支援はたった6円で、あとはコロナ後に向けた経済政策が51.7兆円、国土強靱化が5.9兆円! 優先順位とタイミングが間違っています。我々はすでに“家計第一の追加経済対策に48兆円の財政措置をすべき”という案を加藤官房長官に持って行きました。メリハリをつけての10万円支給継続や事業者支援のために持続化給付金の支給も継続すべきというものです。それから、特措法の改正案も一部単独で出しました。知事などに使用制限などに従わない施設への罰則権を与え、その代わり国が全部または一部、補償負担をすべき、というものです。とにかく第3波到来、ポストコロナも大切ですが、今、何とかしなければなりません!」

 「そのほかにも、“不育症(妊娠してもすぐ流産してしまう)”や“若年がん患者等精子・卵子保存”にも保険適用はダメでしたが助成金が出るようになりました。こうやってひとつひとつ提案していこうと思っています」

 憲法改正問題について論点整理を発表なさったが? 「我々のキャッチフレ−ズは“つくろう、新しい答え。”ですので、新しい視点で憲法も考えようと議論を積み重ね、大学の教科書にしてもおかしくないようなものができたと自負しています。皆さん、すぐ9条を言われますが、今回言いたいのは“新しい人権”の分野。デジタル時代、自分の思想信条までがSNSなどで特定の所に誘導されてしまう世の中になっています。実際、トランプ政権誕生時の大統領選挙や、ブレグジットの時にそれがあらわになりました。憲法19条の“思想・良心の自由”に“その形成過程をおかしてはならない”と付け加えたらどうかと思っています。これは民主主義の根幹ですから。それから地方自治。コロナでその大切さがあらためて見えてきましたが、憲法には103条のうち、第8章・地方自治には、たった4条(92条〜95条)しか書かれていないんです! 9条はあえて結論は今回出していません。自衛隊を書き込むことより、自衛権の範囲をきちんと考えるべきですから」

 目下代表選挙の真っ最中。伊藤孝恵参議院議員との一騎打ちだが玉木さんは「α世代に期待をかけるという。「α世代とは2010年以降に生まれた世代のことです。子ども・子育て・未来への投資を政策のど真ん中に置いています。人づくりは国づくり、だからここを支援していきます!デジタルネイテイブの時代には経済・政治もガラっと変わる。それを見越して、次の世代に応えられる政治をやっていきたいですね!」

 時間があったら何をしたいか伺ったら「ピアノを最近習い始めて、会館の部屋に電子ピアノを置いてあるんですよ。独学ですけどアプリにはヒットしている新曲が入っていて、“鬼滅の刃”の主題歌“紅蓮華”なんて去年から弾いてましたよ。共産党の志位委員長が先日いらして、お願いしたらショパンのマズルカを弾いてくださいました!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「TBS NEWS」で放送しています。
再放送:12月11日(金)23:00/12月12日(土)9:30/12月13日(日)0:30