今週の一筆
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03月27日の放送

経産省のコロナ対応HPのモットーは、各省相談窓口の充実と絶対たらい回しをしないこと!

牧原秀樹 経済産業副大臣

対談を終えて

 今回のゲストは、経済産業副大臣の牧原秀樹さん。ちょうどオリンピックの1年程度延期の発表直後だったため、まずはその話から。

 「中止とか2年後などと比べるとベストだと思います。安倍総理もトランプ大統領やG7各国の首脳とお話をなさって、中止はない、という土壌を作ってこられた。で、バッハ氏が『最終的には4週間先に結論』と言っていたのが、素早い決断になったと思います」

 コロナウイルス感染、相変わらずマスク不足が続いているが? 「もともと花粉症などがあって、この時期の使用量は最大でも5億枚くらい、ところが供給量の70〜80%が中国からのものだった。他方、需要量は新型コロナウイルス問題もあり10倍以上に増えてしまった。で、一気にマスク不足に。ただ、ため込んで転売している場合については刑事罰も付けたし、相当効果を上げている。あとは供給能力をどこまで増やすかだが、明日(26日)も視察に行きますが、生産対応企業に補助を出しています。ただ、まずは医療・介護・保育、それに教育現場の方に届けますから、消費者のところはその後になってしまいますが」

 感染爆発はアメリカも欧州も大変。経済も人の移動や工場の生産停止、株の暴落など世界的経済危機だが? 「バブル、リーマンショック、東日本大震災、日本はいくつもの危機を経験、乗り越えてきましたが、今回は近代史上初と言っていいくらいの危機になりつつあります。安倍総理も世界の首脳と話し合っていらっしゃいますが、世界全体が協調してこれに当たらなければ。どこか1つでも抜けるとそこからサプライチェーンが切れてしまう。日本も一日も早く予算を上げてきちんと執行できることが第一で、それにプラス第3弾の経済対策の準備をしています」

 その中身は? 「今は与党内で議論しています。それをもとに政府が大きな方針を出すんですが、私も昨日(24日)自民の経産部会に参加、いろんな意見が出ています」。例えば? 「経産省としてはまず第一に資金繰りのところ。ここの手当をちゃんとしないと倒産してしまいます。第一次、第二次で1.6兆円規模を出しましたがこれでは足りない。例えば仮に月に10万円もらっても、自粛が続けば、飲食店もイベント業も結局はやっていけない。一方、トヨタやマツダが工場停止を決めました。雇用がどうなるのか、相当幅広に前倒しで手当をしていかなければ」

 どこへ相談に行けば良いかわからない方たちも多い。「経産省ではすでにコロナ対応専用のHPを作って、毎日アップデートして力を入れています。しかも厚労省・総務省と連携して、使えそうなものをわかりやすく全部一緒に載せている。相談窓口の充実と同時に、絶対にたらい回ししない、との覚悟でやっています」

 経済対策は何時出る? 「正直、今、必死に検討中でまだ見えていません。事態も刻々変わっていますし、終息後の時のことや財源のことまで含めて考えなければいけませんので。財源など、簡単に赤字国債出すなんて言えません」

 現金給付は? 「即効性はあるが、『しょせん貯金に流れる』と言う人もいれば、一律?大金持ちとそうじゃない人と同じでいいのかと言う議論もある」。消費税減税は? 「おそらく今回は、税は聖域で無くなり、全部見直しをしなければ。でも消費税は社会福祉に使う目的税のようなものだから、減らすのはおかしいと思う。とにかく今、必死になって検討しています」

 趣味は登山。40歳ころ環境政務官になった時に当時4歳の次男と登り始め、百名山を目指しているという。一番の思い出の山は? 「富士山! 長男・次男と登ったものの、7合目くらいで高山病になり、いただいた酸素ボンベを吸いながらやっと頂上へ。酸素代が3万円! でも次男は頂上に着いたとたん『おなかすいた!』。ラーメンをたいらげましたよ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「TBS NEWS」で放送しています。
再放送:3月27日(金)23:00/3月28日(土)9:30/3月29日(日)0:30