今週の一筆
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01月17日の放送

総務大臣再登板を、と総理に言われて「えらいこっちゃ!」と思うた!

高市早苗 総務大臣

対談を終えて

 今年初めての「国会トーク・フロントライン」のゲストは総務大臣の高市早苗さん。2度目の総務大臣とあって余裕なのか、次々と思い切った決断を下して話題に。今回は関西弁でユーモアたっぷりに質問に答えてくれた。

 「直前まで衆議院の議院運営委員長だったから、各省の案件は全部見ていた。総務省は日本郵政のかんぽ問題、ふるさと納税での泉佐野市との見解の相違、それにNHKのこともあって、ここは大変やなあ、とおもてたら、安倍首相から前日電話で、総務大臣再登板と言われてしもた。えらいこっちゃ! というのが最初の感想」

 モットーは『生活者視点の政策づくり』ということで、心臓病で入院した父親の介護の時に見つけた「医用テレメーター」(電波で心拍数などをナースステーションに飛ばす装置)の不備の是正や、雪おろしで亡くなる高齢者のために特別交付税措置を作ったり、また、一人暮らしだった母親の車椅子生活を支えるときにゴミ出しが大変だとわかり即調査、玄関までとり来てくれる地域が23.5%にすぎないのに愕然、これもこの3月からゴミ出し特別交付税措置として全国に広まるようにしたとのこと。地方自治の現場をサポートする総務省、防災なども含めまだまだやるべきことがたくさんある、という。

 その中で就任早々、NHKの常時同時配信の実施計画に対して見直しを要求、粛々と認可されるものと思っていた業界に衝撃が走った。なぜ見直し指示を? と聞いたら「地上波・ネットの常時同時配信は今後重視すべきとおもてるし、放送法も改正されている。ただ、受信料の2.5%を当てるといっていたのが、総額を見ると3.5%まで膨らんでいる。国民から預かっている大事な受信料ですから、初年度からドーンとやる前に、NHKの中でもっとムダを省いてほしい。子会社で社員数十人に役員10人なんて!」「再提出されたものは2.5%に収まるように修正してあったので、今回は認可しましたけど、これからもしっかりチェックしていきます」

 かんぽ生命の問題は? 次官を更迭したが? 「当時、もう郵政には何らかの処分が必要だと協議をしていました。ところが大臣室での次官・責任担当者、私の3人しか知らない内容が事前にどんどん郵政側に伝わっている。で、内部監察をしたら次官が漏らしていた。本人も認めたので、公務員法に従って、こちらも辞表を出す覚悟で処分した。増田新社長をはじめ体制も変わりましたし、業務改善命令を出し、3か月ごとに報告してくださいと言ってありますから、しっかりやってほしい」

 総務省として力を入れているのは5Gサービスの開始。メリットは? 「超高速・大容量・超低遅延・多数同時接続。例えば2時間の映画のダウンロードが3秒でできるようになる。私が期待しているのは自動運転。超低遅延ですぐに通信ができるから、自動運転の高性能化・安定化が可能に。遠隔医療もそう。地方のお年寄りは免許を手放すと買い物にも病院にも行かれへん。そのときにおお助かりや。スマート工場、スマート農業、教育、eスポーツ、いろんなことができるワクワクする技術です! 総務省もローカル5Gの充実など税制や交付金で普及をサポートしますよ!」

 あとマイナンバーカードの普及にも今年は力を入れるとか? 「2年半前に離婚し、去年、親が亡くなり、免許証・保険証・年金手帳等々、切り替えに大変苦労した。これがマイナンバーカード一枚でできたら便利やなあ、とつくづく思うた」

 でも安全? 「母親なんかいろんなものをいっぺんにお財布に入れていたから、これをなくしたら、そっちのほうが危ない。マイナンバーカードなら、365日24時間、なくしたらコールセンターに届け出ればすぐストップしてくれるし、高度なセキュリティーで偽造ができない加工がしてある。ただ、現在は使える範囲が少ないのが問題。来年3月から健康保険証として使えるようになりますから、ぐっと身近に便利になりますよ!」

 時間があったらやりたいことを聞いたら「スキューバダイビング! 関節が悪いので、まず海に入ってから器具を落としてもらって潜るんです。豪州のグレート・バリア・リーフはウミガメが泳いでいて最高! 3月生まれの魚座だからかな? 再婚するときは山派でなく海派の人と!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「TBS NEWS」で放送しています。
再放送:1月17日(金)23:00/1月18日(土)9:30/1月21日(日)0:30