今週の一筆
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04月05日の放送

大きな塊を作るために、匍匐前進の毎日!

国民民主党 玉木雄一郎 代表

対談を終えて

 今回のゲストは、国民民主党代表の玉木雄一郎さん。まずは自由党との合流話から。

 小沢一郎自由党党首がしびれを切らせているようだが? 「1月に統一会派を作った。その時の合意文書に、きちんと4月30日までに結論を得ると、確かに書いてある。もう少し早く次のステップに行きたいというのが小沢代表の思いだと思うが、でも、我々にはいろいろと地方組織もあり、大事な決定なので、合流も含めて党内論議を進めているところ。ちょっと長くかかりすぎているかもしれないが、少し待っていただかないと。全国を回って、必ずふたつのこと言われる。『安倍さんをなんとかしてくれ』『もうひとつの大きな塊を作ってくれ』と。これはコインの裏表。もうひとつの選択肢をお示ししていないのは野党の責任だと感じている。違いよりも同じなんだというところを見つけて、心あわせ・力あわせをしなくては。そのためには目下『匍匐(ほふく)前進』。あちらで怒られ、こちらで怒られ、頭を下げてでも少しでも前に進めていかねばと必死。何もしないでこの1年が経ってしまったのだから。なぜ小沢さんと、と言う人もいる。たしかに小沢さん、いろいろあったし、私もそれは知っているけれど、それを乗り越えねば。野田さんだって小沢・反小沢を乗り越えて、新しい時代に新しい政治の仕組みを作ってほしい。議会制民主主義は、選択肢があって初めて成り立つものだから」

 早々と成立してしまった初の100兆円超えの今年度予算については? 「歳出より歳入の方が実は問題。消費税で5.6兆円も歳入増のはずなのに、減らしたと言っているが、国債の新規発行は、1兆円ちょっとしか減らしていない。しかも、預金保険機構や防衛費の付け替えも含んでのこの数字。今、世界の景気は悪くなっているし、先日の日銀の短観も良くない。今後、税収がどんどん悪くなるだろう時にこんなことやっていていいのか? 私、この後の国会や参院選でアベノミクスではなくて『家計を重視する経済政策』を訴えていきたい」

 どういうこと? 「企業が儲けることは否定しないが、あまりにも大企業重視。しかも社内留保が働く人に回らず、実は自社株買い。そして配当を増やしているので、結局は既存の株主・多くは外国人の利益に。設備投資だって、人口減少の日本を嫌って海外に。これでは中間層の賃金は減るばかりで消費に回らない。だから税制の仕組みを変えて、法人税の一律引き下げではなく、一定以上、労働分配率を上げた企業は税率を下げるなど、企業というハコではなくその中のヒトを大切にする経済改革をすべきだと思っています。この『家計第一の経済政策』を野党の統一政策にしたい」

 憲法審査会は? 「私たちは憲法の議論、そして、その前に国民投票法の議論を是非やりたいんですよ。野党側の審議拒否は国民の印象は良くない。それにCM規制をしておかないと、お金のある団体がCMをたくさん出して一定の方向にリードしてしまう。国民民主党はすでに法案を出していますから、議論のできる環境を与野党合意して早く作ってほしい。そしてきちんと議論をして、その議論を国民に見ていただくことが大切。言論の力を使って国民を説得していく力が、今、野党側にも求められていると思います」

 「『令和』はよく考えられた元号である」とツイッターに書いたら、1万もの“いいね”の反応があったと喜ぶ玉木さん。どんなツイート? 「国書・万葉集から、と発表されたけど、実はその元になったのは中国の詩文集『文選』ともみてとれる。これも典拠だ、としたら、北東アジアの漢字を中心とした文化圏からとったという大変大きなスケールの話になります。元号というのは長い長い歴史があるもので、ある一時期のある政治家のものではありません。歴史に対するリスペクトが必要です。出典が中国だ、日本だ、という話ではなく、長い交流の歴史を思い出すきっかけになればいい、と思うし、『令和』は地域の平和の反映となる元号だと思うんです。平和と繁栄の時代になるといいですね」とにっこり。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「TBS NEWS」で放送しています。
再放送:4月5日(金)23:00/4月6日(土)9:30/4月7日(日)0:30