今週の一筆
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10月28日の放送

選挙の争点? 国会審議の中で自然と出てくる!

民進党 大串博志 政調会長

対談を終えて

 今回のゲストは、民進党の政調会長の大串博志さん。あっという間の1か月だったという。

 「就任の時に皆さんに2つのことを言ったんです。1つは、我々良い政策を持っているんだから、それをアップグレードして組織的に行動、提案型の民進党を作っていく。もう1つは、政府に対抗するために熟議を尽くし、その後は一致団結して対応していくこと。民主党政権の失敗に学んだ事がまだみんなの胸にあると思うし、支援者も含めて連絡を密にして情報を共有して対応することがとても大切だから」

 TPP、委員会審議が進んでいないが? 「そもそも6000ページもの協定書なので審議時間がかかるのが当然なのに、与党からも政府からも『強行採決』の4文字が出てきた。審議したいのに、はじめからこれでは『困る!』ということで抗議したんですよ。審議拒否ではありません。反対の一番のポイントは、攻めるべき所を攻めず、守るべき所を守っていない、ということ。自動車の関税問題とコメが良い例です。自動車の関税は15年間そのままだし、一方、コメは触らないとしていたのが、やはり枠が広がった上に、SBS方式だって調整金問題が出てきて、どんな状況なのかがはっきりしない。資料を出せと言っても『のり弁状態』、こんなのでは議論がかみ合わない。役人時代もこういう貿易交渉の現場にいたが、片方がプラスなら片方がマイナスに。それで勝負が決まる。そう考えると今回は国の利益にはなっていない。もう1つ疑問は、アメリカの大統領候補2人が反対、ということはアメリカは議会を通らない。その中で日本が議会を通してしまえば、これだけの範囲なら日本は再交渉を飲みますよ、と手の内をさらしてしまうことになる。再交渉しないと政府は言っていますが、実は条項の中に、他の国との関係がおかしいと思ったら、米は日本に再協議を持ちかけることができる、という条項が入っているんですよ。再交渉しない! と言っても難しいと思いますよ」

 年金問題、今回の法案は年金カット法案だと厳しく追及しているが? 「もちろん年金制度を安定的にするのは必要です。でも試算は、これから何十年も賃金が上がることが前提。今の状況を見て、そんなこと考えられますか? それで大丈夫、大丈夫と言っても、かえって不安感が強まる。だから、予算委員会で安倍首相に提案したんです。将来世代のために厳しい結果が出ようとも、キチンとしたデータを出して与野党で虚心坦懐に議論して結論を得ましょう、と。安倍首相は答えませんでしたが。実は、3党合意で消費税を社会保障費に、というのがまさにそれだったんです。今は実質なくなってしまいましたが・・・」

 原発問題は? 「民主党政権の末期に『2030年原発ゼロを目指す』と決めています。野党時代にもその為に何をするかは議論をし続けていますから、改めてエネルギー環境調査会という党の機関で今までの情報を共有して議論を再スタートさせました」

 でも、新潟知事選挙・2つの衆議院補欠選挙などで民進党のスタンスがわからない、と言われているが? 「いや、争点というのは自ずから判ってくるものなんです。前回、参院選挙では安保法制と憲法。今回あるとすれば、年金問題がおどり出てきた。与党だってこれが焦点になると思ってなかったでしょう。国民の皆さんがどんな安心を求めているか、何を訴えて行くか、アンテナを高く張って常にそれを探しています」

 代表選後のごたごたはないか? 「国会で質問を続けている中で収まってきますよ」。共産を取るか、連合を取るか? 「皆、戦うべき相手は『安倍一強体制』だとわかってますから、議論をすれば最終的には収斂すると思っています!」

 時間があったら何をしたいか聞いたら「ネコと遊びたい! 雄のキジ猫が迷ってきて飼いはじめたんです。名前は『タマ』。外に出すときは遠くに行かないようにハーネスにつないであるんですが、帰ると駆け寄ってきましてね! 癒やされますよ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:10月28日(金)23:00/10月29日(土)9:30/10月30日(日)0:30