今週の一筆
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09月23日の放送

農政改革と同様、水産業政改革に注目を!

自民党 浜田靖一 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、元防衛大臣の浜田靖一さん。といっても、話題は日本の水産業について。実は浜田さんは自民党の水産総合調査会長。現状をみかねて復活させたとのこと。何故、浜田さんが? と伺ったら、「もともと地元の千葉県は海に囲まれた漁業県。友達も漁師をしているし。それに、国境は海の上にも中にもある。それを漁師さんたちが活動することによって守ってくれている。安保・国防と水産は海でつながっているんですよ!」

 「漁獲量」と言うのかと思ったら、「漁業生産量」と言うのだそうだ。
 「一口に漁業といっても、沿岸、沖合、遠洋、内水面とある上に、今は養殖業が盛んだから、生産量と。昭和59年がピークで1282万トン、それが平成26年は477万トンと3分の1に減ってしまっている。原因はいろいろあるが、200海里・排他的経済水域ができて勝手に入れなくなって遠洋漁業が、がさっと減った。それから沖合でも、どういうわけかマイワシが獲れなくなった。アフリカ・太平洋など公海でも資源管理問題が起こっているし、気象条件・海流や温度なんかの影響もあるし・・・」

 そうすると、漁業従事者も減った? 「13年前の24万人が去年は17万人。特に働き盛りの年代が、子どもにお金がかかるなどで、もっと収入のいいところに移ってしまう。それに、魚を食べなくなっていますよね。肉の方が料理が簡単だから、働く女性や一人住まいの人なんかのライフスタイルに合わなくなってきている。そこをどう盛り返すか、日本の水産業も農業と同じように改革をしなくちゃ!」

 農業のように大型化?法人化? 「今は浜値=漁師さんの取ったときの値段と消費者が払う値段が全然違う。流通で売ってもらわなくてはいけないから、自分たちで値段が決められない。ただ漁協がしっかりしているところは自分たちでできる。だから漁協にも経営感覚が必要。意識改革をしなくちゃ。今、漁船などが古くなっているので、そういう意欲のある漁師さん達に大型船を作ってリースする、なんてこともやっている」

 輸出は増えているそうだ。「今、68%の人が『少しぐらい高くても美味しいモノを食べたがっている』という調査がある。欧州なんか、健康志向で魚を食べることがはやっている。輸出は一昨年の2014年より、昨年は18%も増えているんですよ! 成長戦略にも入っているし・・・」

 一方、資源管理の問題も深刻だという。「北太平洋のサンマやサバ類。今、中国や台湾の大型漁船がやってきている。とても大きな胃袋で消費。これは脅威。中西部太平洋のクロマグロも同じ。乱獲で資源が枯渇する恐れがあるので、今年、相次いで各国が日本に集まり漁業委員会を開いた。規制すべきという国、いや大丈夫という国、議論はなかなかまとまらなかったけれど、漁業国・日本がリーダーシップをとって、漁業資源の科学的調査にまず力を入れたい。分母が判らなければ制限もできないしね。それにしても、もっと予算を付けてほしい。日本は海底資源には興味を示すけれど、漁業資源にはあんまり関心が無いのが口惜しい」

 まもなく始まる臨時国会では、予算委員長として采配を振るう。
 「補正予算審議が中心。熊本地震のための予算なども含まれるので、早く通るように努力する。民主党も新体制だけど、きちんと議論する国会になるようにやってほしい」

 総裁の任期延長問題は? 「安倍さんに限らず、それだけの仕事をしているのなら、延長があってもいいのでは? 総裁選をしっかりやればいいだけ」

 最近はまっているのがボーリング。レーンによって投げ分けるためにマイボールもいくつか持っているし、靴も新調したとのこと。「手で投げちゃだめ! 最後に膝を曲げて投げるでしょ。この時に負荷がかかって、これで足腰が鍛えられるんですよ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:9月23日(金)23:00/9月24日(土)9:30/9月25日(日)0:30