今週の一筆
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07月29日の放送

教育は未来への投資!

義家弘介 文科副大臣

対談を終えて

 今回のゲストは「ヤンキ−先生」で名を馳せた文科副大臣の義家弘介さん。教員免許の更新を終えてスタジオに駆けつけてきてくださった。「更新し忘れる人がいるんですよね。でもこれがないと教えることができない。子ども達も迷惑する。だからそういう人達へのメッセ−ジのつもりですし、私自身も副大臣をしながらの30時間の講習ってきつかったけど、これで生徒に単位をあげられます!」

 今回の津久井やまゆり園での事件に心を痛める義家さん。地元なので、毎年訪問しているという。「アットホームなとてもいい施設なんです。ただ最近の少年犯罪等を見ると、反社会的ではなく、今回のような非社会的犯罪が多くなっている。心配ですよね。社会に反発・反抗しての犯罪だったらある程度対処できる。しかし非社会的、となると我々が全く理解できない発想や行動によるもの。教育現場でも同じ。私自身も反社会的行為でいったんは学校をやめたんですが、教師で戻ってみると、非社会的なところで悩み、傷ついている子どもが増えてきている。例えばネットの世界でのいじめとか。我々の隣人にも非社会性をもった人がいるかもしれない、という前提に立って、自ら体験して、痛みや悲しみをリアルに経験、他人の痛みや悲しみを理解するということが、より大切になってきているんではないんでしょうか」

 文科行政一筋の義家さん、文科大臣政務官の時には、東京オリンピック・パラリンピック招致のために世界を飛び回ったという。だからこそ成功してほしいし、日本もこんなに復興したんだよ、と見てほしいと言う。一方、被災地の学校視察も副大臣としてやり続けたとのこと。「釜石市の学校に行ったんです。仮校舎なのにこの5年間、本当に大事に使っていて、仮なんて言えないくらい。そして『私達は日本中、世界中の人達のおかげで勉強が続けられる。そのお返しは必ずする』って異口同音に言うんですよね。そこで確信したんです。この子達は間違いなく20年、30年後、政治・経済等あらゆる分野でリ−ダ−になっていくんだろうって。これからも全力で応援していきます!」

 つい先日、ロンドンとロシアを訪問してきたそうだが、EU離脱で経済だけではなく、イギリスの教育が大変になるだろうと指摘する。「私の視察した学校も多くの民族を受け入れていて74もの言語の国から来ている。英語も話せない人もいるし、習慣・宗教それぞれ違う。ところが、教師はEUから来ている人が9人に一人。大半は多言語に対応している。英国が負担するなら良いが、EUに戻ってしまうと先生がいなくなる!そういう問題があるってわかりました。一方、英国でもロシアでも日本の義務教育を非常に評価している。きちんと基礎を作れると。ただ、それは嬉しいのですが、日本は後期中等教育から高等教育にかけては、海外に見習った方が良いところもある。一つにはもう少し世界にも地域にも開かれた教育をすべきということ。それから、全体的にみれば、今、教育の質を上げようとしているけれど、それには教師の数も必要。例えば小学校からの英語教育。免許の中には含まれていないから、『加配措置』といって、その時だけ採用する。対外国人の子ども、対発達障害児童等々、専門の教師もそう。これらの教師を通常のように採用すべき。それに、アクテイブ・ラーニング(発表や議論の時間を増やす)といったって、今のHRの40人体制だったら発表だけで40分かかる。ここは欧米のように少人数に分けてやらなくては効果がでない」

 「教育格差の問題、教育の質の問題、結局は財源論になるが、教育は未来への投資と考えてほしい。輝きながら成長していくことが、結局は社会全体が活躍・発展することになるのだから」と力説する義家さん、今後も国会議員として教育行政をやり遂げていくと言う。

 時間があったら何を?と聞いたら「中一の一人息子がゴルフを始めたんです。で、一緒に打ちっ放しに行って。親子3人でゴルフをして、あとで一緒にお風呂に入って…なんていいですよね!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:7月29日(金)23:00/7月30日(土)9:30/8月1日(日)0:30