今週の一筆
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04月01日の放送

水素社会を、五輪のショーケースに!

自民党 福田峰之 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、自民党・衆議院議員の福田峰之さん。安倍首相が5年目を迎える3.11の前に福島で「福島を水素エネルギー供給の一大生産地に」と発表したが、福田さんは以前から「水素社会の構築」を提唱されているので、今回はその話を伺った。

 「政権交代時に、神奈川県の議員有志で50年後の自民党についていろいろ考えた。そのうちの一つがエネルギー問題。原発事故も大きな理由です。大電源をつなげたのでは結局、一つが壊れると大都会停電になる。石油燃料はCO2が発生し、温暖化のもと。化石燃料でもない、原子力でもないものを、との議論で得た結論が水素! そこで『水素社会の構築』が神奈川自民のマニフェストになったんです。太陽光や風力などの再生エネも大事ですが不安定。で、これらで電気を起こしてそれを水素電池に溜める。または水素そのものを燃やしてタービンをまわし、発電する。水素と酸素と結合させて電気を作る実験を小さいときにやりませんでしたか? しかも全くCO2を出さない、究極のエコエネルギーです」

 そんなにいいものなら、なぜこれまで普及しなかった? 「相当高い技術が必要なんです。ただ、ここ2〜3年で急速な技術革新が起きました。タービンの材質とか、どうやって蓄電するか、とか。コストも高いんですが、これは量産すれば落ちてきます。光触媒なんかで太陽と水から電気を作ろうなんて研究も始まっています。すでにロケット燃料などに使われていますし、水素自動車も実際に走り始めています。今、盛んに宣伝している家庭用の『エネファーム』も、実はガスで小規模の水素発電をしているんですよ。今後は大型バスとか水素ボンベなどで走るバイク、普通の電池くらいの大きさの水素ボンベなんてものも作られ始めます。危なくないのかですか? エネファームをみてわかるように、安全性はしっかり担保されています。他のガスや石油製品と全く同じです」

 「もう一つ、水素水ってご存知でしょう? 疲労や老化の原因の活性化酸素を水素と結合させて水にして汗や尿の形で対外に排出するんです。今はマグネシウムと結合させペットボトルウォーターやタブレットを作り、簡単に水素が採れるようになりました。水素水を入れたお風呂なんて、体全体から吸収されますから汗がたくさん出ます。こんな健康面での水素の使われ方も出てきているんですね。水素水を利用したレストランなんていうのもありますよ」

 世界の中で日本はどんな位置? 「世界最高の技術と言われています。先だっての国際会議では質問攻め! 私が真ん中に座らされましたよ」

 自民党では水素社会推進委を作り、福田さんは事務局長。今や、電力会社やガス会社のみならず、いろいろなところから水素をどう利用していくかのアイデアが寄せられているということだが、2030年までのロードマップはすでに作ってあるという。「オリンピックを水素社会のショーケースにしたい。世界の人々にみてもらいたい。そして2030年には水素社会実現です!」

 もしW選挙があったら、福田さんはやはりこの水素社会構築を旗印にしたいという。「環境問題はその時代の政治家と有権者だけでは解決できない。次の世代のためにも、これだけはぜひ追求していきたいですね」

 福田さんに趣味は? と聞いたら「街頭演説!」とまず笑わせてから、「そうだなあ、映画かな。一日中映画を観ていたい! 今はとても無理だけど」。どんな映画? 「日本映画。立身出世モノが好き。植木等さんの日本一シリーズなんて最高! 気合いが入ってる!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:4月1日(金)23:00/4月2日(土)9:30/4月3日(日)0:30