今週の一筆
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02月05日の放送

「世界津波の日」〜各国で、各地で1人1人が津波対策を考えるきっかけに!

自民党 二階俊博 総務会長

対談を終えて

 あの東日本大震災からまもなく5年。そこで今回は、去年暮れの「世界津波の日」制定(国連総会で満場一致で採択)に尽力をなさった二階俊博自民党総務会長にお話を伺った。

 「津波というのは、全地球的に自然災害の中で最も恐ろしいものの一つです。津波の日を作ろうと思ったきっかけは、阪神・淡路大震災の時かなあ。私の故郷・和歌山も(古くから)津波災害が起こっていますし、阪神・淡路大震災の時は、部屋を借りて80日間位交代で走り回りましたよ。それから今回の東日本大震災。その時に、津波をどう防ぐか、どういう対策を作るかをみんなが意識する必要がある。しかもそれを世界的規模で、と思ったんです。まず日本で『津波の日』を作って、それを『世界津波の日』にしようと大勢の方たちが走り回ってくれました。暑い夏の日、若手の国会議員の皆さん達が在日大使館を分担して、外務省が手配をしてくれた通訳と一緒にお願いに回りました。大使の皆さん方も協力してくれましてね、結局、国連に出した決議案には142か国が共同提案者になってくれました」

 なぜ「3.11」でなくて11月5日を「世界津波の日」に? と聞いた。

 「もちろん3月11日がいい、と言う方もいらっしゃいました。でも5年経ってもまだ災害の爪痕が癒えない状況です。実は11月5日は私の故郷・和歌山で『稲むらの火』と伝えられている故事から来てるんです。約160年前に浜口梧陵という庄屋さんかなあ、そういう方がいましてね。自分の田んぼで収穫されたばかりの稲むらに火を付けた。火事だ!スワ大変! と村人達が梧陵さんのところにかけつけた。ところが後ろを見たら津波! 家も田畑も家財も皆流されてしまった。津波を予測した梧陵さんが、稲むらに火を付けて、自身が犠牲になることによって村人を助けたんですね。その後も私財を投げうって防波堤を作ることによって、村を救い、また村人たちのために雇用を作ったんですね。つまり、悼むだけではなく、津波と戦って勝利した上、復興までに心を砕いた。これが『津波の日』の基本的な考え方なんです。この意識を世界中の人に持ってもらって、では自分の国で、町で、村でどうするかを1人1人が考えてほしい、というのがこの『世界津波の日』制定の目的なんです。国連総会で全会一致で決まりましたから、これを頼りに我々もこれからまた行動を進めていきます」

 甘利前経済再生担当相とは同期とあって、今回の問題での辞職は残念だと思う一方、政治とカネの問題については「企業献金の全面的禁止を野党は言うが、では組合からの献金は? という話にもなる。やはり、ずいぶん少なくはなっているが、政治全体にかかる費用をもっと少なくするか、国全体が考えるべきだと思う」とのこと。

 W選挙についても聞いた。「政治に携わる者は、何時あってもいいように一生懸命考えています。総理は適当な時期を判断されると思います」

 「政高党低」と言われるが? 「いや、政府が作った政策でも、最終的には党の総務会を通らなければ国会に出せません。言いなりにはなっていません。大体、総理は自民党の中から出しているんですから」との答え。

  総務会長として腐心していることは? 「慎重の上にも慎重に、皆の合意形成を得ること。皆、選挙で選ばれてきているんですから自由な意見が出るのは当たり前です。そこをどう上手くまとめるかです」

 2000年以上前の古代ハスの種を発掘し、現代に花を開かせた大賀博士の意思を継いで、このハスを世界に広めようと県議時代から活動を続けている二階さん。2004年には中国海南島のボアオに「蓮花館」を作るなど、未だに大賀ハスの花を植え続けている。「時間があったら? やっぱり、この活動を仕上げたいな。世界ももちろんだけど、日本にもっともっと広げたいな!」と、にっこり!

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:2月5日(金)23:00/2月6日(土)9:30/2月7日(日)0:30