今週の一筆
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01月22日の放送

日韓間、問題はまだまだあるけど、ひとつひとつ積み上げて解決していきます!

自民党 額賀福志郎 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、日韓議連会長の額賀福志郎さん。党税調小委員長・元財務大臣ということで、「今週の一筆」には「経済成長は政治の安定が不可欠」と書いてくださった。

 「我々が今すべきことは、経済成長と財政再建を同時に解決すること。消費税を10%に引き上げる時に軽減税率を導入するということですが、1兆円の財源を確保しなくてはいけなくなり、結局はそれを決められず先延ばし。もう一度、なぜ消費税を上げるのか考えてほしい。社会保障の財源をキチッと確保するためでしょう。税収増だからそれを財源に、なんていうのはとんでもない。原油安、中国経済の下落等々、現在の経済状況をみると恒久財源にはなりえない。だからこれから1年間キチンと議論して手当をしなければ。また、世界経済不安定の中で日本経済の安定をどうはかっていくのかが一番大切。一億総活躍とか地方創生というタイトルは出しているが、その内容をこれからどういう形で執行させるか、非常に大事な時期だと思っている」。なかなか安倍官邸のやり方に対しては手厳しい。

 当選当初から日韓議連に入り20数年になるという額賀さん、隣国同士の日中韓はやはりこの地域のリーダーとして仲良くしなければ、と考えてこれまで活動してきたという。

 「1999年、小渕内閣の時に初の日中韓首脳会談をやったときには、私は官房副長官で各国を走り回ってお膳立てをしましたよ。ところが朴大統領、安倍首相になって3年間も会わなかった。これは異常な状態でした」

 それがなぜ去年暮れの日韓合意にいたったのか、そのきっかけは? と尋ねたところ「そうだなあ。河野談話の検証あたりかなあ。河野談話の見直しを、という意見があったけど、私達は水面下で『そんなことをすれば、さらに日韓関係をさらに引き裂くことになります。歴代首相がこれを継承しているのに、それを断ち切るのですか?』って。そうしたら国会答弁で『村山・河野談話を受け継ぐ』とおっしゃった。そしてAPECでお二人隣り合わせになった時、『お互いのリーダーが結論を下さなければこの問題は先に進まない』ということに。で、まず局長級の会議をして、その上で結論をだせばいいとアドバイス。12回も局長級協議を重ねて暮れの合意になりました」。「中味ですが、あくまでもパッケージで考えようと。首相の謝罪、慰安婦へのサポート、少女像の撤去の努力、そして二度とこの問題を蒸し返さない。これまで何度も歴代大統領と合意しては、またもとに戻りましたから」

 しかし韓国内では世論が必ずしも賛成していないし、日本にも撤去後でないと基金に金を出すべきではない、という意見もあるがと聞くと「外交は100%お互いが満足するということは無いんです。常に相手のある話ですから。お互いに未来に向かって歩く。実現に向けてお互いに汗をかくのが大事だと思いますので、これからもひとつひとつ問題解決を積み上げていきます」

 今年やりたいことは? と聞いたら「日本経済の成長に向けてどういう政策が一番ふさわしいのか、探っていきたい。政治決戦の参院選もあるし、経済では軽減税率の問題もあるし、外交も大変。その時に正しい政策を遂行していきたいと思っています。私、今年、年男ですから『見ざる、言わざる、聞かざる』ではなく、『よく見て、言って、聞いて』実行する年にしたいと思っています」。好きなゴルフにもなかなか行けない、忙しい日々が続きそうだ。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:1月22日(金)23:00/1月23日(土)9:30/1月24日(日)0:30