今週の一筆
【画像】
【画像】

12月11日の放送

外国人労働者受け入れをそろそろ考えては?

自民党 村井英樹 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、自民党経済産業部会長代理の村井英樹さん。税調委員でもあるので、まずは今回の軽減税率の決着について。

 「私個人としては、本当に低所得対策になるのか、とか線引きが合理的なものになるのかどうか、コストはどうかとかの理由で、ずっと軽減税率には反対論を唱えてきましたから、残念です。でも様々な立場、観点がある中で、こんな風に政治判断をするのかと教えられましたね」

 党財務金融副部会長としてずっと財政再建に取り組んできた村井さん、アベノミクスはここまでは順調に効果を出しているという。

 「株価、GDP、失業率、有効求人倍率、日銀短観、物価、どれをみても好転しています。もうひとつは税収増。15兆円以上伸びていますし、年金の積立残高も27兆円増、外為特会の為替換算損益も31兆円増です。つまり国富がそれだけ増えた、ということなんですね。アベノミクスの原点は日本の立地条件を高めること。安倍首相が『世界で一番ビジネスをしやすい国にする』とおっしゃったのがそれなんです。急激な円高、法人税が高い、FTAが進まないなど、以前は6重苦といわれていたことを3本の矢でひとつひとつ解消していってます。でも正直、実感がわかないという人、多いですよね。そこで新3本の矢を打ち出したんです。これまでの構造ではトリクルダウンはなかなかできない。そこで新第1の矢はこのままパイを大きくしていこうというもの、そして第2・第3の矢で一億総活躍しやすい環境を作っていこう、ということなんです。経済成長は『働く人の数を増やす』『資本を投入する』『生産性を上げる』の3つが必要です。それを実行することによって2020年までにプライマリーバランスを黒字化しようという計画ですね」

 ただ、2020年以降が心配だという。「少子高齢化で働く人の数が増えない。2025年には団塊の世代が75歳以上になり、2042年には高齢者が約4000万人、だから働く人達が本当に減ってしまう。生産年齢人口が毎年1%減ると成長率も1%減るんです。ポスト2020にどう対応するか、そろそろ考える時期じゃないでしょうか?」

 その1つの対応策として外国人労働者の受け入れが考えられるのでは、と村井さん。「もちろんマイナス面もたくさんあるかもしれませんが、受け入れを表明、一部でも実行すれば海外投資家の見る目も違ってきます。人口が増えれば市場だって増えますし、いろいろな方が増えることによって多様性やイノベーションも起こりますしね。現在はまだ外国人就労者が約79万人、就業者比率は1.1%と先進国で最低です。しかも、来てほしいと言われる専門的・技術的分野の方は、アジアで言えばシンガポールや香港に行ってしまう。技能実習生は技能を身につけて本国に帰るというかたちですが、働かせているだけでは、と海外から批判されている。だから本当の意味での就労者をどう増やしていくか、たくさん問題はあるでしょうが、そろそろ具体的に作業を始めてもいいんじゃないでしょうか。2020年にボクは40歳。その倍くらい生きるかもしれないんですから、若手を中心にポスト2020の方策を議論し始めてもいいと思っています」

  目下トライしているのはマラソン。先日は、さいたま国際マラソンを走ったと言う。「これまでハーフを3回走って、初めてフルマラソンに挑戦しましたけど、ペースが早くて20キロくらいでバスに拾われてしまいました。でも雑事を全く忘れますので、再チャレンジします!」

【画像】

川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:12月11日(金)23:00/12月12日(土)9:30/12月13日(日)0:30