今週の一筆
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12月04日の放送

農政新時代・生産者と消費者いっしょに攻めの農業へ

自民党 武部新 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、自民党水産部会長代理の武部新さん。北海道の地元は海岸線がオホーツク海から日本海まで630キロと長い日本一広い選挙区で、農水産業・酪農の盛んな場所。ということで、まずは大筋合意がなったTPPのことから。

 「『重要5品目は守ります!』と国会決議しましたから、『本当にこれで守ってくれたのか?』とよく言われます。でも11月25日にTPP問題の政策大綱を政府でまとめましたので、これを見ていただいて説明して、ようやく納得して前向きの声が出始めましたよ。批准までに2年ぐらいかかるでしょうが、例えば、問題の1番のコメについては、輸入枠増加分は備蓄米として買い上げ、市場に出ないようにして価格が安定するようにします。一番影響を受けるのは豚・牛肉。ブランド牛の宮崎・佐賀・神戸なんかはいいのですが、北海道は乳用牛のホルスタインが主なので、これは米・豪からの安い輸入牛との競争になります。日本の肥育農家は、技術は高いけれど零細なところが多い。ここは赤字補填制度を法制化してしっかり手当てします。そのほかにも今度の補正予算を含めしっかり対応するとTPPキャラバンを作って説明して回ってます」

 「攻めの農業への転換」はどうなったかも聞いた。「自民党の農林部会でも対策をまとめたんですよ。小泉農林部会長はさすがと思いました。まずタイトルが『農政新時代』それから、普通こういうものの宛先を『生産者の皆様へ』とするところを『国民の皆様へ』とした。しかも最後に『消費者の皆様方の協力無くしては農政新時代はできません』と。小泉節炸裂ですけど、まさにその通りなんですね。生産者から消費者まで一通で考えることから新しい農政が始まるんです。フランスの消費者に『フランス産のものを買いますか? それとも安いものを買いますか』と聞いたら『もちろんフランスのもの。フランスの農業を守るということは国を守るということだから』と答えたんだそうです。日本でもそんな関係ができたらいいですね」

 9月末に中国に行って李源潮副主席に会ってきたというので、その話を聞いた。「この3年、毎年、若手で中国に行っています。うちのオヤジ(武部勤元幹事長)も中川俊直さんのところも、福田達夫さんも皆、父親が中国と関係が深かった。それに、たまたま1年生の時に議場の席が隣同士だったので世襲議員ばかりの仲間で中国に行って若手と話したり、地方視察に行こうということになったんですよ。今年はちょうど中国の景気が悪くなったときでしたけど、でも皆さん元気。投資先としてもマーケットとしても魅力的な国ですし、向こうもそれを望んでいて、いろいろ問題はあるとしても、ウインウインの関係になろうと。李源潮さんも政治家が意見交換するのが大事だ、とおっしゃってましたし、続けていくことが大事なんですね。これからもこの交流はやっていこうと思っています」

 結党60年、血気盛んな安倍総理で未来志向の大会になったという。でも1党多弱、政高党低にしか見えない。昔の若手はもっと元気に発言していた、と聞いたら「オヤジたちの時代は灰皿が飛んだり、机をひっくり返したりした、なんて聞きました。でも今、半分が1〜2回生。けっこう部会で発言してますよ。それで政治家としての評価も決まりますしね。安倍総理から言われたことがあるんです。『君たち1年生・2年生が一番国民に近いんだ。だから君たちの意見を聞くのが一番大切なんだ』って。それにしっかりと答えていきます」

 来年は議員立法を作りたい。特に利尻・礼文といった離島を抱えているので、その保全・地域の維持を図る法律をまず出す、と言う武部さん。趣味は? と聞いたら「犬の散歩かな!」。マロンちゃんというトイプードルだそうで5歳。「猫派でなく犬派。戌年だしね。それに帰宅すると出迎えてくれるのはマロンだけ!」

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:12月4日(金)23:00/12月5日(土)9:30/12月6日(日)0:30