今週の一筆
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11月06日の放送

大丈夫! 僕たちにもう一度まかせて!

民主党 玉木雄一郎 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、民主党国対副委員長の玉木雄一郎さん。大揺れに揺れた安保国会が終わった後、1か月ほど海外視察に出かけられたとか。直近の中国行きの話をまず聞いた。

 「『次世代交流委員会』という超党派の若手の議員団で、上のクラスの人に会うだけのメンツ外交ではなくて、隣の国・中国のいろんな人に会おう、地方の状況を見てこようというものです。今回は吉林省での遺棄化学兵器処理を見てきましたけど、人民解放軍、日本政府、民間が協力して一生懸命やっていたのが印象的でした。経済は確かに不調そうでしたが、でもホテルにはWi−Fiが完備していましたし、中国も変わりつつあるな、北京だけ見ていては見えるモノも見えないな、と感じました」

 農業を中心にTPP問題にずっと取り組んできた玉木さん、閉会中審査でも早速質問をするという。

 「もちろん、日米主導で12か国がルールを作った点は評価します。ただ、これが他の国を排除するブロック経済になってはいけないと思っています。常に開かれた仕組みで経済連携を考えていくのが大事ですよね。それにしても情報の公開が少ない! 政府は小出しに出して既成事実を作ろうとしている。7年後に見直すなんて条項があるなんて、昨日初めて知りました。これでは関税率がまた各国の要求で都合のいいように変えられてしまう可能性があるんですよね」

 「それから『主要五品目については関税撤廃をしない』という国会決議にあきらかに違反しています。コメについても関税撤廃はないと言いながら、特別枠で米・豪からコメを輸入する。飼料米への転換を奨励してますけど、実情は、人間の食べるコシヒカリが飼料米に使われ、その部分に輸入米が入る。これは事実上の関税でしょう! 安倍首相は『守れた』と言ってますが、これは衆参両院の農水委員会で決議したことですから、違反かどうか判断するのは安倍さんではなくて我々自身です。そのためには、まずは情報をきちっと全部公開してほしい。だいたい、与党がもう対策本部を立ち上げたということは、TPPは農業に悪影響を及ぼすとわかっているからでしょう? おまけに発効するのは早くとも2年半後、それなのに今回の補正予算で手当をしようとしている。これは来年の参院選のため、というのがみえみえですよね」

 アベノミクス・新第三の矢についても異論がある。「2020年にGDP600兆? そうなってほしいものですが、問題はその時の金利。今は金利が低いから1000兆円の借金でも10兆円ですんでいる。しかし、景気が良くなれば金利は上がる。この夏出た内閣府の試算では4.2%、ということは利払いと元本払いを会わせると、なんと社会保障費を超えてしまうんですよ! こんな国作りでいいんでしょうか?」

 それにしても野党がだらしない!「そうなんですよ。一度政権を担ったものとして、それなりの対案を出さなきゃいけないのに、目の前のことに反対! というだけ。これでは安倍政権は倒せません。民主党も『分配』という観点できちんと経済政策を提示すべきです。共産党と組む? それは綱領が違いますから無理です。それに、今は共産党の呼びかけに民主党がどうするか、という形になっているが、それは逆さまです。名前を変えるかどうかは別にして、民主党の旗の下に野党結集!とう形にしなくては」

 自分の政党も変えられなくて、どうして日本が変えられるかという玉木さん。そのためにも、今後はまかせても大丈夫だ! という前向きの、明るい政党にするために、若手を集めてそろそろ動こうと思うとのこと。

 時間があったら何をしたいか聞いた。「そうだなあ。息子がもう高校1年なので、最後と思って一緒に旅行をしたいなあ。それからカラオケ! 今なら24時間でも歌えます!」とにっこり。

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:11月6日(金)23:00/11月7日(土)9:30/11月8日(日)0:30