今週の一筆
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10月16日の放送

何時までも「廃案」ではなく民主党は次のステップへ

民主党 馬淵澄夫 衆議院議員

対談を終えて

 今回のゲストは、民主党副幹事長の馬淵澄夫さん。前々から安保法政府案に対して対案を出すべきだ、と言ってらしたのでまずはそこから。

 「問題点がたくさんあり、憲法違反の部分もあるけれど、一部の政党の言い出した『戦争法案』と言う反対一色の言葉にのってしまったのは残念。廃案を目指す? 運動を続けるのは否定しないけれど、廃案というのは政権交代後でなければできない。我々のやるべき事は、法律決定とそれを実際に執行するのは別だから、今後はこの法律を執行させないように国会で問題点を追及することだと思う。例えば指揮権の問題。集団的自衛権を行使する場合、どちらが指揮権を持つのか? アメリカ? こんな話、まだ出てきていない。そして、政権交代を再度目指すためには、我々の政策を国民に判ってもらうことが大切。安倍政権はその辺をわかっていて、岸政権から池田政権に変わった時に経済・所得倍増策を打ち出したように、『一億総活躍』『新3本の矢』を打ち出した。民主党はそれに対抗して次の一歩として、きめ細かな分配政策を改めて打ち出すべきだと思う」

 国会終了後5年ぶりに六ヶ所村を視察してきたという。
 「あのときはガラス固化技術がうまくいかなかったが、もうそれは可能だと言われた。しかし相変わらず一度も稼働していないし、最終処分場の問題もそのまま。核燃料サイクル問題も何にも動いていない。一方、川内原発再稼働、近いうちに伊方も。でも相変わらず『最終的には国が責任を持つ』とは公には言っていない。大体、5月に政府が出したエネルギー基本計画では将来的な原発削減を言いながら、2030年には原発は22%。これはあの事故以前より6%しか減っていない。ということは、今43基のうち35基が動かないと成立しない。ところが一方、廃炉が決定している原発もあることから、実は足りない部分は増設?新設? ということになりはしないだろうか? 六ヶ所だって今は各電力会社の出資だが、認可法人になると言われている。そうなるとこれは解散できないから永久的に問題の核燃料サイクルが続き、原子力発電が必要、という低減とは逆の方向になる。国民が気がついたら増加、ということにもなりかねない! 今回の安保法制の審議でもみられたように、安倍政権は本当のことを隠して、安全だ、大丈夫だと言って、国の責任も曖昧にして、後戻りできないところまでやってしまう。数で勝ってしまえば、全部、政府が決められる、と思っているのではないか。もちろん、それを許してしまう野党だから、我々自身もふがいないが・・・」

 それに対抗するための野党結集についても聞いた。
 「もちろん野党結集は必要。共産党と『国民連合政府』? それは無理。共産革命の理念や政策は我々と全く違いますから。ただ選挙協力ではなくて選挙区調整ならOK。私も選対委員長時代にさんざんやってきました。昨年12月の衆院選では維新とやって、60を超える競合区を22まで減らし、小選挙区で55議席を75議席まで増やしましたよ。ただこれは、あうんの呼吸で水面下でやることです。今回、維新とですか? これはひとえに11月22日の大阪W選挙の結果によります。だから、自民と一緒に反橋下を応援するのか、と支援者から言われますが、でもまずはここから一生懸命にやります」

 これからやりたいのは新しい年金改革案と子育て支援だという馬淵さん。「私も6人の子を育て、孫もまもなく3人になりますからね。プライベートでやりたいことですか? 料理かなあ。食材から買いに行って和食・洋食何でも作ります。もっとも女房から、片付けも作るのと同時にやらなきゃダメ! と言われてますけどね!」と破顔一笑!

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川戸 惠子 (かわど けいこ)

兵庫県姫路市生まれ。
東京都立日比谷高校卒業、お茶の水女子大学国語国文科卒業。


 アナウンサーとして東京放送(TBS)入社「お昼のニュース・スタジオ」(ラジオ)「ニュース・デスク」(テレビ)のニュースキャスター等を 務める。
 報道局政経部記者に異動後、自治・建設・国土・郵政省等を担当するかたわら、選挙本部で選挙番組を担当。
 その後、報道局政治部部長や解説委員等を経て、現在はTBSテレビ・シニアコメンテーターとして「国会トーク・フロントライン」(CS放送「TBS NEWS」)のプロデューサー兼司会、選挙番組を担当。

この番組はCS放送「NEWS BIRD」で放送しています。
再放送:10月16日(金)23:00/10月17日(土)9:30/10月18日(日)0:30